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伊東豊雄氏のスゴ建築!台中国家音楽院に行ってきた<台中1dayアート旅>
さて台中1dayアート旅、クライマックスは何と言っても、
台中国家音楽院(台中メトロポリタンオペラハウス)である。
台中国家音楽院は、今年2016年の9月30日にオープンしたばかり。
日本の巨匠・伊東豊雄氏が設計したこの建物は・・・
技術的難易度が高く施行は難航を極め、危うくアンビルド建築の仲間入りをしかけたりと紆余曲折を経て、なんとコンペから11年の歳月の末、今年めでたくオープンであります。
外観からして曲線を多用した異形のデザインは、素人目に見ても凄さが伝わってくる。
周囲は緑がきれい。
場所は新光三越デパートなどが連なっているショッピングエリアど真ん中で、とても良い立地。
そしてとにかくデカい。
幾何学的でシンプルな線なのだけれど洞窟のようでもあり。不思議です。
中心はガラス張りで階層が見える造り。
中へ潜入。入るだけならタダだぜ(・∀・)
曲線と間接照明が美しー!
小川が流れて水づかいもバッチリ。都会のオアシスやで〜。
中にはおしゃれなセレクトショップやカフェが入っていて、売っているアイテムも本当に東京の商業施設と近い。
この日はグッドデザイン賞のプロダクトを展開していたり。(←ホント日本みたい)
ゆるやかな階段は赤のカーペット張り。「歌劇院」ですものね。
階段を上がると、そこは洞窟だった。包まれているような感覚に。
外から差し込む丸い粒粒の光は、お酒の泡をイメージしているのだそう。
シャンパンってことね。
確かにそのアイディアはオペラやバレエを見るのにぴったりね〜
この空間って・・・何かに似てる(←また出たウザイ)。
何となくだがこの洞窟感、ガウディ「カサ・ミラ」を彷彿とさせる。
↓カサ・ミラ
そういえば伊東豊雄さん、バルセロナにも建築物があるよね。
ってことで親和性があるのかもしれない。
話が逸れた。どんどん行くわよ。
透かし彫りが美しいテーブル。
この金型だけで、一体いくらするんや(°д°)と思わずにはいられない笑
螺旋状の階段から。すべて曲線でキレイですね〜。
屋上庭園。クレーターのようなオブジェがボコボコと並ぶ。
なんかここもアレの屋上を彷彿とさせるわぁ。
↓ガウディのカサ・ミラ
両方行ったことある人で、そう思う人いないかしら(^ω^)
さてこのオペラハウス、観劇せずともショッピングなどが楽しめ、さらに中では伊東豊雄氏のイメージを作品化したプロジェクション・マッピングが楽しめる空間も用意されている!
ここも、上映時間ごとの整理券をゲットするだけで無料で入れる!
人をダメにするソファーに身を沈めて、胎児のようになって鑑賞する人々。
心地よい環境音と、うごめく光をボーーーッと眺める空間。
ここは一休みも兼ねてリラックスするのに最適だった!
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台中のNewアートスポット「台中国家歌劇院」、いかがだっただろうか。
近年だと、日本にこれ級の斬新な(そしてお金のかかった)建築物の施設って最近、あったっけ??
それくらい、最近出来たばかりの建築は「新しい」感じがするんだよね。
ここ数年で技術が発達したことによるのかな。
とにかく、少し前まで流行っていたシンプルでミニマルで直線的な空間が、やや過去のものに感じるくらい新しさを感じる。
どっちが良い悪いでなく、時代って確実に移り変わるんだなと。
先日行った韓国のザハといい台中のココといい、がんばってるな〜と感動しきり。日本もがんばれって感じです(←勝手)。
前回、前前回と続けてお送りしてきた「台中1dayアート旅」。
他にもちょこちょこ見たけれど、メインは
○彩虹眷村(レインボービレッジ)
○亜洲大学 アジア現代美術館
○台中国家歌劇院
この3つさえ見れば、かなりバラエティに富んだ豊かな体験が得られると思うよ!
「彩虹眷村」で黄じいさんのぶっとびアートを鑑賞し、現代美術館で安藤忠雄建築とともにゆったり現代アートを楽しんだのち、国家歌劇院でショッピング兼ねてぶらぶらする・・・
完璧や。
夜は夜で、逢甲夜市など大きな夜市もあるからナイトライフも充実の台中。
週末に台中1dayアート旅、ぜひオススメします♡