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台湾「彩虹眷村」(レインボービレッジ)はスゴかった<台中1dayアート旅>
2016/12/04
台湾第三の都市、台中の1dayアート旅。
朝イチは黄おじいちゃんが一人で描いたアートの村「彩虹眷村」(レインボービレッジ)へ!
どうしてYouは台中にって?
今回の台中旅行は、そもそも連れ合いが「伊東豊雄が設計した国家歌劇院(オペラハウス)が見たい」ということで、半ば強引に計画されたもの。
フツーに台北で食い倒れたり九份などでゆったりオーソドックスな旅をしたかったアタシは、ムカついたので台中のことはろくに調べなかった。←
「地球の歩き方 台湾」を立ち読みした限りでは(買えよ)、台中には数ページしか割いてなくてしょぼそうだし・・・
そんな「地球の歩き方 台湾」の台中ページでも、ひときわ異彩を放っていたのがこの「彩虹眷村」(レインボービレッジ)だった。
絵自体は、決して上手ではないし狂気と紙一重のような気もするが、ここ行ってみたい!なんか異常だもの!
ということで、台中の中心地から少し外れたところにある「彩虹眷村」(レインボービレッジ)に行ってみたよ。
僻地にある超ホットスポット!「彩虹眷村」の魅力
さて、こちらの「彩虹眷村」、台中観光コースからはやや離れていて、現役の村人が住んでるため入場無料かつOPEN/CLOSE時間も特にない(といっても早朝深夜はNG)。
なので、観光では朝の一発目に行くのがオススメ!
同じことを思う人が多いようで、私たちは9:00頃着いたけど、土曜だったせいもあってか、すでに結構人がいた。
交通の便は悪いので、皆タクシーで来ている。※台中の中心街からタクシーで20分くらい
さて、村の入り口に近づくと・・・
隣にある公園からして、なんか様子がちごてくる
さらに歩みを進めると、
うわーーー!!でたーーー!!!
となりの公園もちょっとヤラレてます笑
アハハハハハハハハ(°∀°)(°∀°)(°∀°)
ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ(°∀°)(°∀°)(°∀°)
あ、ここはガイドブックによく使われる一角ですね
となりの公園との対比もよい。題して「日常と非日常」www
ご覧のとおり決して上手い絵ではないし、どちらかというとキモい絵なのですが、不思議とものすごくイイんですよ。
ガーーーっとパワーをもらえる感じ。パワー・・・うーん違うな、ポジティヴ・フォースって感じ笑
入り口。ひときわ鮮明
ポストも作品となって溶け込んでいる
入ってすぐ、作者の黄おじいちゃんの看板が。
ふるびた人形のディスプレイがあり、恐怖の館のようになってた場所。
と思ったら、ここが黄じいさんの家だそうです。どうりでやりたい放題www
村の中心は売店になっており、なんとご本人登場(°∀°)
サインに応じる黄おじいちゃん。
最近、ご老人を見るとなんか涙腺がゆるむワタクシ(;ω;)
現在91歳。どうか、末永く元気で楽しく暮らしていて!
足を先に進めると、人の家の気配。
少数だけど、まだ実際に人が住んでます。すんごいの描かれてるけどwww
外に出るところにもまた、ひときわ目立つのが居た。グロwww
もーーねーーー、すっごい楽しい。
クレイジーなんだけれど、黒さは一切感じない、明るい。真っ白い。
村を後ろから見るとこんな感じ。こちらも色彩が少し変わって可愛らしい。
そもそも「眷村」とは、第二次世界大戦後に中国から台湾に渡ってきた軍人が住んだ集合住宅。
なのでこの彩虹眷村も、村というよりは平屋の建物の集合体という感じで、ただ歩いて回るだけなら15分あれば十分といった範囲の狭さ。
台北ナビによると、彩虹眷村には2011年時点で黄じいさんとあと2家族しか住んでいないという。
再開発で取り壊しの決まったこの住宅に、黄じいさんが2008年ころに「ヒマだったから」という理由で絵を描き始めて、それが村全体に広がって。さらに「スゲー村がある」という評判も広がって。
遂にはここを再開発から救おう運動となり、遺すことが決定したというドラマが繰り広げられた村でもありますwwwすげーや黄じいちゃん。
でも実際行ってみて、これは本当に素晴らしい作品とわかった。
美術館では味わえない、一人の人間がつくった素のままのポジティブな感性を受け取れる不思議な場所。
これからも絶対遺して欲しい!できればこの極彩色を維持しながら。
ありがとう黄じいちゃん、フォーエバー黄じいちゃん・・・
「彩虹眷村」のキモかわいい土産
さて、この彩虹眷村がとても良かったから、お土産を買ってみたよ!
正直、この場所は素晴らしく良いんだけど、お土産となると少々キモい使いどころに悩むグッズが多いw
ということで私はコレを買った。
なんやコレ?
そう、日本で大流行中のマスキング・テープです!
こんなシャレオツなものがまさか彩虹眷村にあるとは胸熱。
マスキングテープは、そもそも日本のハエ取り紙が起源。
ということで、中国のマスキングテープは手でちぎれなかったりと粗悪なものが多いなか、コレはちゃんと「日本和紙」って書いてある!
気になる中身は・・・
黄じいちゃんの描いたポジティブなありがたいお言葉が連なっている。
しかも1ピッチがかなり長い。次々現れるポジティブ・ワーズwww
↓ワンピッチこんなに長い
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台中のぶっとびアート観光スポット、「彩虹眷村」(レインボービレッジ)いかがだっただろうか。
私としては、わざわざ行ってもいいレベルのスポットとして、強くおすすめしたい。心と写真に鮮明に残る体験になるはず。
台中じたいも台北から新幹線で小一時間だし、週末台北に飽きた人は是非訪れてみてはいかがだろうか。