【台北旅】私のおすすめガイドブック・ランキング2018【女子目線】
2018/06/10
どの国のガイドよりも出まくっている台湾ガイドブック。
今日は、数あるガイド本の中からオススメのグルメガイドをランキング形式で発表します。もちろん私が勝手に選んでいるだけですが。
最初に申し上げますと、本当に美味しいものが食べたいのなら、初心者は情報量の少なめなガイドを選ぶことをオススメしています。
選考基準:
1、観光ではなくグルメ中心。普通のガイド本はあまり入ってません
「るるぶ」「まっぷる」的な普通のガイドは手薄になってます。私があまりそういう観光用の情報詰め込み型ガイドブックが苦手で読み込めず、使い倒せないゆえ、、。
なので観光も網羅した情報もりもりのガイドをお求めの人には向かないランキングになってます。
2、あくまでアラフォー女性的な好みです
食は本当に好みが別れます。当方、消化酵素減退気味のアラフォー女子ゆえ、男性的・体育会的なガッツリ系好みの人、ひたすら安くB級を攻めたい人、とことんディープに行きたい人には違うかも。
3、台湾初心者〜2・3度目の人におすすめ
何度も行っている人は自分の審美眼があると思うので。逆に、初めて行くけど情報が多すぎてパニックになっている人や、1回行って目覚めかけているリピーターは大いに参考にしてみてください。
4、「台北」のガイドです
台南や高雄ガイドは含みません。ランクインしている本の中には台南ページを含んでいるものもありますが、その部分は評価してません。
5、マップの見やすさは評価しない
私自身がGoogle Mapしか利用しないので、地図の見やすさは評価してません。
という感じかな。
それでは行ってみよー!
5位 「最愛台湾ごはん」池澤春菜 ※後日、繰り上がり4位になりました
台湾渡航歴50回近い声優・池澤春菜さんが「台湾の定番の所には行ったけど、もっと何かないかなというリピーターに楽しんでもらえたら」という方向性で書いたガイドブック。
鼎泰豐のような超当たり前の店は省きつつ、ほどよく独自の目線で、しかしディープになりすぎない絶妙なセレクトが高評価な一冊。
台湾好きの中では評価の高い台湾本です。
私はよく新宿紀伊国屋の旅本コーナーをチェックしに行くのですが、この本は、平置きでもないのに常に棚に2冊常備されているんだよねw
つまりよく売れるのでしょう。
池澤さんが自分の言葉と自分のセンスでバランスよくまとめている内容。「本当にオススメなんだな〜」というのが伝わってきます。彼女独特の砕けた表現がおもしろく、読者に「ここ行ってみたい」と思わせてくれる文章。
掲載店も、初心者でもそこまでハードル高くない内容だし、かといって他のガイドにないディープな部分もちょいちょいあって良いバランス。情報量も多すぎず使いやすい。
あと何気に「一人でも大丈夫」「二人以上で!」と書いていてくれるのサイコーに親切。
難をいうなら、本が薄めということだろうか。
半分は台北情報、後ろの半分は駆け足で台北近郊や台南といった構成になっているので、台北目当てで買うと、あれ台北もう終わり?となるかも、、、
元気に、美味しく、ほどよく綺麗だけど綺麗すぎないアジア感を楽しみたい人に特におすすめー!
4位「ハレ旅 台北」 ※後日、ランキング圏外にしました
台北を丸ごと楽しめる圧倒的な情報量かつ、「台北でできる106のこと」という分かりやすいテーマで読みやすくまとめられている一冊。ガイド全体から滲みでる「今っぽさ」もなんかイイ。
グルメ・買い物・ビューティー・観光が一緒くたになっているガイドとしては、これまでのガイドの「探しづらい」「何をしたいかわからない」といった部分を徹底的に解消しようという工夫をいたるところに凝らし、編集部の熱意を感じます。
今回、普通のガイドブック系で唯一のランクイン。
私は基本的に、ガイドブック特有のごちゃごちゃしたレイアウトが苦手で読めない体質なのですが、そしてこのガイドも凄くスッキリしている訳ではないのですが、それを差し引いても色々な面で読みやすさ、探しやすさを追求してる良ガイド。
丸腰で(事前情報なく)台北に行っても、この1冊があればほぼ問題ない情報量。
情報量もさることながら、分かりやすくテーマ別に「台北でしたい106のこと」といったまとめ方で、いま台北でやったら楽しいであろうと考え得ることのほとんどが網羅されています。
初めての人も数回目のリピーターも使える1冊じゃないでしょうか。
ちなみに、他のガイド本も結構見ましたよ。以下感想。
るるぶ、まっぷる・・・内容以前に、レイアウトがごちゃごちゃすぎて読めない。何を勧めているのかわからない。
地球の歩き方、わがまま歩き・・・硬派すぎて全くエモくない(けどこの昭和感ちょっと好き)。持ってる情報は悪くなくても伝わりづらいガリ勉タイプ。
Taiwan guide 24h・・・おしゃれで可愛い、今っぽい。情報の量も質も平均的で悪くない(と思ったらハレ旅と同じ朝日新聞出版)。ハレ旅とどっちにしようか迷ったが、ちょっとした見やすさ使いやすさでハレ旅の勝ち。
&travel、JTB台湾・・・情報量も内容もいい感じだが、ちょっと読みづらい。でも悪くない。
ことりっぷ、タビトモ、ららちった、aruco・・・小さいのはいいが、レイアウトがごちゃついていて読みづらく、内容も凡庸で決め手に欠ける。
<追記>
結局、この「ハレ旅台北」も、私にとっては上記のガイドと同じく、いざ使おうとするとダメでした。
理由としては、ごちゃごちゃのレイアウトもさることながら、おすすめポイントのコメントの薄さですかね、、、
「どんな人(編集部)がどういう理由でおすすめしているか」が自分には重要です。
3位は「台湾行ったらこれ食べよう!」台湾大好き編集部
台湾のローカルで一般的な「食べ物」を詳しく紹介している異色のガイド。なんだ、お店の紹介じゃないの?(写真で使ったお店の情報は掲載あります)と思うなかれ。
台湾の本当に「一般の人が食べていて」「観光客の私たちの口にも合うであろう」「でも知識がないと頼みづらい」食べ物の情報を深く知れる1冊。台湾食に目覚めかけているリピーターに特におすすめ。
この本、他のガイドとは趣旨が違います。
見開きに1皿の料理がドンと載っていて、その料理の解説。
さらに地元民はこう食べる、こう注文する・・・といった情報が添えてある、いわばその「食べ物」の説明本。
↓こういう感じで、1品料理をドーンとフィーチャー
最初は私も、なんだ食べ物の説明かよと敬遠してました。
でもこの本読んでから、台湾食への理解がグーンとアップして食べ歩きがさらに楽しくなった魔法の1冊。
台湾に行ってみていろんなものを食べたくても、得体は知れないわ、漢字はわからないわ、テーブルの調味料は一体どうやって使うのか等々、どうでもいいけど聞くほどでもないことが最初は多い。
誰も解説してくれないのでわからないままになっていることが多かったことを、一気に解決してくれる本です。
1度台湾に行ったあとにこの本を買って、ローカルな食堂でも臆せず注文できるようになった!台湾のごはんの基本を知るには必須。
なんなら他のガイドに添えて、プラスαの1冊として買っておいてもバチは当たらないだろう。
2位は「最好的台湾」青木由香&FRaU編集部
台北在中のNo.1コーディネーター・青木由香さんがFRaU編集部と共に作った「台湾のほんとうに美味しいもの&やるべきこと」をまとめた元祖本でバイブル的1冊。
刊行は2013年で、情報が古くなっているところもあるが、今出ている台湾ガイドは青木さんの情報ベースといっても過言ではない。
字は細かいけれど信頼できる情報、独自の取材内容で飽きることのないガイドブックです。
台湾好き女子からすると、台湾の尊師とも言える青木由香さん。
青木さんのお薦めするところに外れなしと言っても過言ではない(信者)。
やはり台湾を愛し、台湾に移住した青木さんが選び抜いた情報は信頼度が違う。
美大出身ということもあってか、ともすると独自路線で尖ったセレクトもする青木さんだが、FRaUがまた丁度よくオシャレにまとめるいい仕事をしています。
ガイド自体はかなり細かく、ちまちました情報も多いから見にくい部分もあるが、全てちゃんと青木さん(とフラウ)のおすすめだから、細かい情報まで安心して使っておK。
これ系の本としては情報量も多いので、これを持って行けばその時の気分に合わせて大概のジャンルのお店は網羅できるから、現地に持って行く1冊としてはかなり役に立ちました。
ただし、2013年刊行なので情報はところどころ古くなっていることもあります。
1位はダントツの「わたしのすきな台北案内」柳沢小実
台湾に魅了されたエッセイスト・柳沢小実さんがおすすめする台北グルメ・買い物ガイド。
台北に行く(または1回行った)けど情報が多すぎて何から攻めていいのやら、、という初心者〜2,3回目のリピーターに、台湾のほんとうに美味しいお店の情報を“友人のように”教えてくれる1冊。
情報量が多すぎず少なすぎず、丁寧な取材。キレイな写真。柳沢さんがどこを気に入ったのかのポイントも分かりやすく、読めば自ずと「ここへ行ってみたい」と定まります。もちろん情報の質もばっちりです。
鼎泰豊から始まるこのガイド、台北ツウの人にとっては初歩的すぎると感じるかもしれませんが、、、
・グルメガイドとしての使いやすさ
・ちょうどいい情報量で、初心者にも「ここに行きたい!」とわからせてくれる
・一人の人間が、余すところなく気の合う友人に教えるように作っている
この点でベストバランスガイドです、私の中では。
お店のセレクトもセンスいいし、食、お土産にしたい雑貨店、カルチャースポット、ビューティー情報もキレイで手頃なものばかり。
ガイド本って、パラパラとページをめくるはいいが、どこへ行こうか定まらないことがありませんか?どれもなんか似たり寄ったりだし漢字の名前がややこしいし・・・。軽いパニックになる。
そんな人こそこの本を読んでほしい。「あ、ここへ行ってみたい」と自ずと定まるから。
右も左もわからない初心者にはもちろん、何度か行っている私でも、読み返すと「あっこんな小さい吹き出しで重要なこと言ってる!」と発見がある本。
↓さりげなくナイス情報だったりする吹き出し
女友達にもとても好評で、気づけば周囲の全員購入した1冊。
初心者の友人も「他のガイドはワケわからないけど、これは読める」と言ってましたwww
とにかく・・・
台北をディグり尽くしている柳沢さんが感性に訴えかける文章で書いているので、「これは自分も好きそうだな」「ここは自分の好みじゃないかも」というのがジャッジしやすい!失敗したくないあなたへオススメです。
<番外>これもよかったです。「食べ台湾 激ウマ!ひとり旅でも大満足 食べまくりローカルフード65軒」
初心者というより、リピーターにいい本。あと漫画が好きな人にもw
他の女子むけガイドには載らないような、aiwan氏が実際に訪れて「ホントに美味しい!」と思った地元民にも人気のお店がたくさん載ってます。
常に現地で飲み食いしている人(で、グルメな人)の情報なので、かなりあてになる!
ちなみにオシャレ方面には振ってません。ご本人が肉好きということもあり、このランキングの中では唯一男子向きかも?でも女子も全然使えます(どっちだ)
漫画なので、好き嫌いは分かれます。漫画が苦手な人、表紙の絵がどうにも受け付けない人には難しいです。
でもね!内容はしっかりしているし、漫画も慣れると、これはこれで他のガイドとは違った形で頭に入ってくるというか、漫画特有の伝わりやすさがあっていいのですよ。
<番外>文系女子にはこれがおすすめ。「私的台湾食記帖」内田真美
料理研究家・内田真美さんによる台湾ご飯紀行。青木由香さんがコーディーネーターとして入ってます。
内田フィルターにかかると、すべてが美しく見える不思議ww文章も美しいwww
ガイドとしても参考になる内容なのですが、ガイド本というより読み物に近い方向性なので今回はランク外にしました。でもガイド本としても全然使えますよ(どっちだ)。
あと内田さんは「小さな子連れで行く」という視点でも書いているから、ママさんにはかなり参考にできる部分があると思います。
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以上です。
アラフォー女子らしい、綺麗め上品めにまとまったランキングになったかなと思う。
今はブログ記事も多いし、何より台湾渡航者が多いから、ガイドよりもっともっとディープで知られざる台湾情報に溢れてます。
でも、ここに上がっている台湾の賢人たちがおすすめするガイドを参考にすると、やっぱりいいです。外さないです。
賢人たちのご意見を参考にしつつ、ハヴァナイストリップ!
(おしまい)