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表参道「ハブモアカレー」は野菜がメイン。OLと旅好きに優しいカレーだった件
2016/10/28
表参道でハラペコで行き倒れそうになっていた時、ふとカレー屋の看板が目に留まって衝動カレー。
「ハブモアカレー 野菜とスパイスとインド飯」。スッキリしていておしゃれな看板に目を引かれた。
ところで最近、逆食べログにハマっている。
いや、食べログで事前に調べないってだけなんだけど。。。
(ちなみに時流に合わせて食べログをディスった記事はこちら⇒そもそも最近食べログってどーよ?)
というのも、食べログ高得点だぁ〜とあらかじめ調べて入った店ってのは、良い店でもイマイチな店でも、驚きがなくなってしまって予定調和になっちまう。
お店選びで失敗したくない!つっても、今日び、東京でそんなにゲロマズな店って無いし。
食と人生にはエクスペリメンタルを求めたいところである(キリッ)。
でも本当に、同じ店でも食べログで調べてから行くより、ふらっと入って美味しかったときのほうが感動がでかいし、食べログで得点が出てない店のが「超名店」に当たったりするから、不思議だ。
さて、ハブモアカレー。
表参道の青山通り沿いという好立地(地下だけど)。
居抜きを思わせる店内は、昔の喫茶店ふうの間取りで懐かしい感じ。
入り口はやや入りづらかった(空いてる時間帯だったし)が、入ってしまえば1人でも落ち着ける雰囲気。
旅の本や雑貨、情報の集まるカルチャー的なコーナーもあったよ。
旅が好きだけどなかなか行けないOL風情には(その割には結構行ってるがw)、こういう異国のかほりがオアシスなのよ〜。
旅先で買ったふうの絵はがきもイカス。
そして、メニューの前に「カレーの御託」なるものが。。。
当店でお出ししている[本日のカレープレート]とは南アジア、東南アジアなどの調理法をベースに、季節の旬野菜や珍しい西洋野菜を使用した創作スパイス料理です。
食材の仕入れ先は、私達とつながりがあり、信頼できる農家さん達と取引したいため、安定的な仕入れが難しくなる部分もあるのでメニューも日々変動しますが、
その時々手に入るベストな食材と調理法を選ぶようにしています。
・・・(中略)・・・油分や刺激物の使用は極力控えめにしています・・・(云々)
きゃー!美味しそう!
店主の並々ならぬ、美味しくて体に優しいモン食べさせたるで熱を感じさせます。
セット内容は、ごはん・本日のアチャール(漬物)・本日のカレーが2種類が必ず付く。
それにさらに2種類、自分の好きな料理をチョイスして、
こんな感じに♡
左上は今日のレギュラー、「ルッコラとチキンキーマカレー」。
右上は「ちぢみ菜、ごぼうと満願寺とうがらしのダル(豆のカレー)」
そして選んだメニュー(下の2つね)は、
左下:「秋ナスとひよこ豆のドライカレー」
右下:「宿儺かぼちゃのボリヤル」
特に、珍しい宿儺(すくな)かぼちゃは初めて食べたけど、栗のようにホクホクで甘い。
ボリヤルっちゅうのは、南インドのココナツ風味炒めなんだって。
全体的に「野菜とスパイス」の名に恥じない、野菜の味が本当に美味しいカレーでござんした。
味は全然違うのだけれど、私は三軒茶屋にあるカレー屋「シバカリーワラ」を思い出しました。
シバカリーワラも店主は日本の方で、たぶん日本人の舌にあうようにアレンジしているのだけれども、何と言うか「ちゃんと現地で食べ歩いてきた人が作ってる味」がするのよね。
そういう意味ではここハブモアカレーも同じ空気感を感じたよ。
そしてそして、ハブモアカレーには今は休刊中の伝説のバックパッカー御用達雑誌「旅行人」が置いてありました。
私は先日、発行人の蔵前仁一さんの自伝「あの日、ぼくは旅に出た」を読んだばかりなので「おおっこれが・・・」とアツくなりましたよ。
(私が書いた「あの日、ぼくは旅に出た」のレビューはこちら)
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スミマセン、ちょっと話がそれたけど、ハブモアカレーのオススメポイントをまとめると・・・
・インドカレーだけど優しくて野菜の味がちゃんとする
・マニアックなのに、ヘルシー大好きなOLにぴったり
・日本人の口に合うのに本場感あり
・OL、ヘルシー志向の人、旅好き(特にインド)にオススメ
ということで、なかなか無い世界観と思いましたぜ!
一人で入って、ゆる〜っと「旅行人」でも眺めながら食べたら最高よ。あ〜んインド行きたい。