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歌舞伎町の解体予定ビルで!Chim↑Pom(チンポム)「また明日も観てくれるかな?」展ヨカタよ
2017/09/04
歌舞伎町。
欲望うずまく謎のパワーを持った街が、私は大好き。
おしゃれとは程遠いけれど、泥臭くて昭和でアジア映画感があるのが、イイ!
そんな人間交差点歌舞伎町で、これまたパワーのある現代アーティスト集団Chim↑Pom(チンポム)が、ぶっ壊す予定のビルをまるまる使って展覧会を実施中。
歌舞伎町+取り壊し予定ビル+Chim↑Pom・・・
これは歌舞伎町を余すところなく堪能できそうな予感(・∀・)!
ということで、潜入してきました。
(Chim↑Pom(チンポム)を知らない人のために一応、チンポムはこんな人たち。アジアNo.1 Chim↑Pom(チンポム) が 凄すぎる!!)
ーーーこっから先は、ネタバレ注意でございます(会期は2016年10月31日まで)ーーー
さて夜の歌舞伎町。
だいぶ新しい建物が増え、少しずつモダンになってきた。
相変わらずギラギラはしているけれど。
そして歌舞伎町の無料案内所にもAI化の波が・・・!
人形「ウィーン、ウィーン」
客引きのお兄さんも、快く撮影許可を出してくれたわ。
そして、だいぶ近代的になった旧コマ劇前の広場。そこをくぐり抜けると、
ありました!チンポム個展「また明日も観てくれるかな?」の案内。
歌舞伎町らしく、チープなステ看。徹底してるぜwww
開催中の(解体予定の)ビル全体は、こんな風貌。
ラーメン二郎、インドカレー屋、雀荘などの看板がまだ付いている
ぼったくり被害110番の看板も、歌舞伎町らしいイイ味出してます(もちろん看板だけで、全て撤退しています)
エリイさんの看板が。
歌舞伎町というだけで、なんとなく“悪いビル”という感じがするのは何故なのか。
エレベーター前にホストの看板。
歌舞伎町といえば忘れちゃならないホストクラブ。この展覧会でも無料ホストクラブ体験ができるようです(未確認)
さて展示のスタートは、一番上の4Fから。
いきなり床に大穴が空いていた。空間をダイナミックに料理している。。。
穴の下をのぞくと、下の階に設置された大きなスクリーンが見えます。幻想的。
1Fまでの各階の床が、同じ形でぶち抜かれてる。面白いですね。
そして3Fへ階段で降りると、元雀荘の「従業員の心得」がそのまま作品になっていた笑。
ヤニでまっ茶色になったセロテープも雀荘らしくいい味だしてる〜
・・・あ、これは雀荘のシンクにあったチャーミーグリーンですね!
立派に過去から現在をつなぐ作品となっています!多分!
そして、さっき上から見えていたスクリーンが姿を表します。
垂れ下がったままにされている鉄筋がまた、退廃的でかっこいいですね。
奥には歌舞伎町ジオラマも。
リアル剥製ピカチュウもいます。
ドンキホーテも、
花園神社もあるわ〜。よくできてるわ〜。
絵画の作品もありました。
これは歌舞伎町で働くデリへル嬢を青焼きで現像したもの。青焼き=未来というコンセプトだそうです
そして最後の作品は・・・
「ビルバーガー」。
今まで見てきた4F、3F、2Fは全部同じ場所の床がぶち抜かれていたのだが、最後の1Fにそのまま積み重なり、締めくくりの作品になっていた。
各階に置いてあった家具とかも一緒に笑。なんとまあ、ビル全体を使った渾身のオチ。
さて、ビルを出ると、最後は記念撮影もできちゃいま〜す。
ホストの看板、そして重要指名手配の顔パネルで写真が撮れます←嬉しくない
恥をしのんで私は1枚撮影しましたが、本当に女容疑者のように写ってしまったのでここには載せられません。
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こちらの展示は、10/31まで。
また会期中は歌舞伎町ゆかりの人やアーティストのトーク・ライブもたくさんあるらしいから、興味のある人は調べてみてね。
本当に解体してなくなっちゃうからもうすぐ観れなくなるこの展覧会、過ぎ行く時代と未来を感じながらぷらっと訪れてみてはいかがかしら。
歌舞伎町の夜の喧噪とともに楽しむのが特にオススメです♡