文系オトナギーク女子

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荒木経惟「写狂老人A」を観に行く 〜これはBBAではなくアート〜

2017/08/25

 

2017年は、アラーキーの個展が目白押し!

東京は初台オペラシティ・アートギャラリーで開催中の、アラーキーこと荒木経惟の個展「写狂老人A」に行ってまいりました。

 

 

アラーキーといえば、「アート好き」からとにかく絶大な人気よね。

 

「(写真はよくわからなくても)アラーキーは天才」というのが定説すぎて、「アート好きならとにかく見に行かねば」という強迫観念さえ感じるくらいの存在・・・。

 

ちょっとアート好きと称するならば、◯アラーキーをたしなむ のと、 ◯直島へ行ったことがある あたりは当たり前に通っていないと、ダメと言われる気がするわけです。(誰にだ)

 

しかし半面、この2つをおいそれと語ったりするのはアート的にとんでもなくダサイことなんではないかという畏れもなんか感じます。厄介ですね。

 

 

よくわからないけど、私としてはいつもの通り、長いものには巻かれまくってわかったような顔をしてテキトーに楽しむ方針に致しますよ!

 

(以下ネタバレあり注意でございます)

 

 

 

 

というわけで「なんか行かねば」という気にさせられて「写狂老人A」を見に行きました。

 

 

元々自分の趣向としては、

 

◯温度/湿度のあるもの

◯まぐわい

◯死ぬ直前の瞬間

◯両極

◯アンダーグラウンド

◯人間交差点

 

そんなものが好みなので、やはりアラーキーの世界観には惹かれるものがあり、とても好きな部類の展示でした。

 

 

逆に、アラーキーは生生しすぎて苦手だという友達もいます。確かに、なかなかパンチのあるおばちゃんのポートレートなども多いしねwww

 

そういうのを聞くと若い頃は、でも!これは(ババアではなく)アートなのよとなぜかアート側に付いてみたりしましたが、今はその気持ちもわからなくないです。

自分がそっち側(BBA側)に近づいているからでしょうか、もはや他人事ではないのでリリシズムとは捉えられません( ´,_ゝ`)プッ

 

 

話がずれましたが。

今回の「写狂老人A」、しょっぱなからアラーキー節全開。(撮影可でしたよ)

 

 

 

 

 

写真展というと、どうしても小さくまとまりやすいものですが、全体的にダイナミックに迫り来る展示内容。

 

 

単純だけど難解。

生生しいのに、叙情的。

真摯でありながら、いい加減。

コンセプチュアルで理にかなっているが、天然。

 

そんな感想を持ちました。

 

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ということで、あまりに大スターの感想を語るのも恥ずかしいんですが、このブログは自分の日記的な役割も持っているので恥をしのんでここに記しておきました。

(自分としては控えめに書いたつもりよ)

 

ちなみに、東京オペラシティアートギャラリーで同時開催されている「森 洋史」さんの展示も相当に面白かったです。久々にあっけにとられました。

 

↓この人のヤヴァさは、実際に見ないと伝わらないです
pin
森 洋史《Memories #1》
アクリル絵具、ウレタン塗装、銀鏡塗装、UVシルクスクリーン印刷、アルミパネル
163.0 x 224.0 x 3.2cm
2014
木之庄企畫蔵

 

 

 

どちらも2017.09.03までやっています。

暑気払いに是非、初台へGo!

 

(おしまい)

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