挫折があると人生がいい感じにこなれてきます。挫折の利用法
友人がメッチャ凹んでいました。
口ではさほど言わなかったが、わかる、私にはわかる。
ざっくり言うと友人は、「人が出来ることが、自分にはできない」という現実に打ちのめされていた。
具体的には書けないが例えていうなら、「後輩に先に昇進された」とか、「友達は2度も結婚できてるのに自分は誰にも選ばれない」とか、そういう類です。
実際にその友人が他人と比べて劣っているかどうかは別として、誰でも、自分の力不足を自覚するのは辛いものですね。
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ちなみに何の慰みにもならないが、私の人生なぞ、挫折の連続でしたよ。
小学校のときは、発達障害ギリ手前レベルの問題児でしたし。
中学のときは友達いなかったし。
かろうじて高校は公立に合格できたけど、
大学は、第一志望の国立は落ちてるしwww
あと、私は子どもの頃からずーっとピアノを習っていて、それは自分の中では一番誇れることだったんですが、今思えば才能無かったですね(´・ω・`)
真剣にやっていたピアノにそっぽ向かれたことが、最初の大きな挫折かもしれないなあ(高校2年くらいの時)。
しばらくその事実を信じたくなくて、知らんぷりしてホントは才能あるんだもん的な振る舞いをしてました。(俺はまだ本気出してない現象)
そして、このへんまでくると、私みたいなプライド高い割に能力値がそうでもないやつは、闘いの舞台に上がらずにすむ方法を選び始めるわけですよ。
クラスに1人いる、勉強も運動もさほど出来るわけではないけど、なんだか大人びていて一目置かれているヤツ。
人生において、そういうポジションどりが上手くなるのです。
そういう人間なもんだから、ナンバーワンにならなくてもいい/もともとトクベツなオンリーワン♪と言わんばかりに、クリエイティブ系の仕事を選びました。
しかしその後も、転職ごとに大なり小なり挫折を繰り返しています。
特に、好きだった音楽業界を去るときは精神ガタガタでしたね!アハハ。
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で、終わったから言えることですが、挫折は悪くなかったです。
よく「人は変わらない」とは言いますが、ホンモノの痛みだけは人を変えてくれると思います。
それに挫折すると、大なり小なり道が変わるから、結果として色々なものが見れて楽しいですよ。これぞ人生の醍醐味とも言えます。
もちろん挫折のない非の打ち所のない人生を送れるなら、それはそれで素晴らしい。てか出来れば俺もそういう人生を歩んでみたかったけど、無いものは仕方ない。
多くの人は、やはりちょいちょいエラーが出るのが普通です。
その都度、知らなかった知恵を得たり方向転換をして人生を最適化させることができるので、それはそれで作り上げていくのは結構楽しいものですよ。
変な言い方だが、私の場合はほどほどにしか上手くいってないお陰で捨てるプライドもなく、とても自由な気持ちで人生を謳歌できています。
ということで今日の格言:
挫折は人生を最適化するのに持ってこい。挫折感さえ利用して、したたかに生きようぜ
ファイティン!
(おしまい)