今度は甘酒かよ TVが作る健康ブームについて
「“甘酒は飲む点滴”って言うほど体にいいんだって!!!
私も1ヶ月前から毎日飲んでるの!!」
マスコミ情報にめっぽう踊らされやすい友人A子の言葉である。
あーあ( ´,_ゝ`)プッ
あ、いや、甘酒自体は否定しませんよ!本当に体に良いのでしょう。
ただ、TVで「○○が体にいい!」と紹介されたからといって、好きでもない甘酒を急に毎日飲むOLってどうなの。ひな祭りでもないのに不自然すぎる。
広い見方をすれば、甘酒は単なる食品の1つでしょ。
たまたま今スポットが当たってるだけで、その効能は一般的に流通している他の食品にも当てはまる範疇のレベルだと思う。
どんな食品だって、摂り方使い方によって良いデータはある程度出るだろうし、あとは言い回しの問題じゃないっすかね。。。
そしてここ数年は発酵食品ブームもあって、甘酒はその波に乗りやすかったんだろうと推測。
それが「なんか体にいいもの無いかな」と常に探している主婦層OL層に刺さったわけだから、嘘や間違いではないものの、あとは「わざわざ甘酒に長期間、お金とモチベーションを注ぎ続けるかどうか」という問題になってくるよね。
だから、平たくいうと、別に甘酒じゃなくてもいいんじゃないっすかね。。。
自分に合った方法を続ければいいと思う。
(それがわからないから、手っ取り早く今話題の甘酒に手を出してみるって人も多いだろうけど)
ちなみに私の予想では、甘酒くらいでは、
ほとんどの人に、目立った効果は現れない
と思いますよブヒー。(←漢方みたいな感じ。効いてるのか効いてないのかわからん)
いや、甘酒が好きで苦にならずに生活に組み込める人や、毎日飲んでいて効果を実感しているならいいのだけど。
でも最近はじめた人のほとんど(私の周りね)は、そんなことないから笑。
「ちょっと気持ち悪くなったけど、体にいいらしいから頑張って続けてみてる」
とか言われると、今すぐにヤメロと言いたくなる。
とにかく、無理してまで飲むものじゃないと思うのは私だけですかね。
ーーーー
それにしても「甘酒は飲む点滴」というコピーはすばらしい。
一言で言い表せるコピーは本当に強く、それについてよく知らない人にも広く伝わっていく。
「甘酒は、“飲む点滴”なのよ!」
「へえ〜!!体によさそう!!」
この一言でヘルシーさを印象付けられるとは、なかなか爆発力のあるキャッチコピーだ。
たぶんTVとかの制作会議で、
TVの人1「健康ネタは数字が取れる。次は何ネタで行こうか」
TVの人2「甘酒とかどうっすか??なんか体によさそうだし、発酵食品ブームだし!!」
TVの人1「お!いいねえ!早速専門家から話しを聞こう」
専門家「甘酒の成分は〜、これは点滴にも含まれる成分で〜、体が失った水分やミネラルを手軽に接種でき〜、」
TVの人1「よし!キャッチフレーズはこれだ!“甘酒は飲む点滴”!もらったぁあああ!!」
TVの人2「キタコレ!!早速、体にいいデータ集めます!!」
・・・みたいな。(完全に妄想)
そもそも点滴って、成分はブドウ糖とかナトリウムとかそんなもんで、それを飲むんじゃなくて直接接種するから吸収が早いっていうものなんじゃないっけ。。。
つまり点滴液は、点滴するからいいんじゃ
おっと人がきたようだ。
ーーーーー
ここまで甘酒信者をバカにするような嫌な感じのことを言ったが(ゴメン)、最終的には「信じてみたくなるもの」に出会い、それにモチベーションを注ぎ続けられるのであれば、それが出来る人の勝ち。
最後には、何事も「使いよう」と「継続」ということですネ。
ただ・・・一過性のブームにはご用心☆
あまりにも、やれ◯◯ダイエットだ、◯◯が体にいいだと騒いでいるとバカな人に見えるから気をつけよう!
(おしまい)