文系オトナギーク女子

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Lifestyle / Gourmet / Culture / etc... インド

石竹由佳著「インド ラージャスターンのカラフルな街」は私の知らないキレイなインドだった件。

 

インド大好き♪

あんなゴミだらけの不思議な国は初めて・・・!!

 

インドは、ワガママでだらしなく横柄で、特別器量がいいわけでもないのになぜか魅力的でもう一度会いたくなる厄介な女のよう。

だからある人は大っ嫌いになり、ある人は虜になる、それがインド。

 

ところで、私が見てきた牛だらけのブモブモしたインドとは違ったインドを紹介してくれている本に出会いました。

それが石竹由佳著「インド ラージャスターンのカラフルな街」という素敵インドガイド本です。

 

 

クリエイター・石竹さんが見た美しいインド

 

著者は世界中の良いものを見てきた目利きのクリエイター、石竹由佳さん。

 

本書によると、石竹さんはヨーロッパをメインにジュエリー業界に携わる国際人であり、20代前半から40カ国以上を旅してジュエリーやハンドクラフトを見てきたという相当にラグジュアリーでハイセンスな経歴。

 

そんな彼女が2008年に初めてインドを訪れ、インドのハンドクラフトや色彩の美しさに惚れこみ、それからインドに通い詰めることになったという。

 

それにしても、40カ国以上旅してきた石竹さんを虜にするだなんて、やっぱりインドには不思議な何かがあるのね(インドのくせにやるじゃん)!

 

 

写真集のような装丁とクリエイターの目線が新鮮。

 

さてこのガイド本、ほぼほぼガイドではございません。

クリエイター目線でチョイスした「私の好きなインド」といったところです。

 

○写真が素敵。まるで写真集のよう。

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↑絵も写真もキレイで可愛い。

 

○旅に有益な情報というより、ジャイプールなどの街の風土、ものづくり、おしゃれ事情などカルチャー的なところと個人的な体験などをじっくりと綴っている。

 

○女性目線のラグジュアリーなホテルやジュエリー、コットン製品などの情報が女子には嬉しい(情報量は多くないが、選りすぐりと言った感じ)

 

○時に独り言のように綴っているので、手っ取り早く実用的な情報が欲しい人が読む本ではない。

 

○2度目以降のインド旅行に、いいかも。(一度目の人はまずスタンダードな「地球の歩きかた」などを読もう)

 

そんな感じで、実用的かというと、まったく実用的ではありません

そもそもクリエイターとは、アートやらなんやらを好み、実用的なことに興味のない人種ですから(ひがみ)!

 

ただ、やっぱりキレイなものを見てきた人は、インドに行ってもキレイなものを見つけられるんやね・・・(尊敬)。

 

私など、牛〜!!猿〜!!ゴミ〜!!インド人道で寝てる〜!!くらいしか見つけられなかった(・A・)

同じインドでも、こんな切り取り方もあるのだとハッとさせられましたよ。

 

まあ、いくら美しい写真だったとしても、フレームアウトしたその先はゴミと牛だらけということもあるので、美化のし過ぎには注意だが。

 

特に、テキスタイルやジュエリー、ハンドクラフトなど職人のものづくりに興味のある人は楽しいと思うよ!

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↑インドの大人気ジュエラー「ジェムパレス」の情報も。

 

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↑デリーのお洒落ショップなんかも載っていた

 

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以上、「インド ラージャスターンのカラフルな街」ご紹介でした。

まとめると本書の楽しみ方としては、

 

○ただただインドが好きな人に(特に女性向け)。

 

○インドで雑貨屋〜ショップめぐりがしたい奇特なあなたに。

 

○2度目以上のトクベツな旅の情報源として。(厳選されたラグジュアリーな旅ができそう)

 

○ジュエリーや綿製品などインドのハンドクラフトに興味がある人に。

 

といったところでしょうか。

 

情報量はページ数の割に少なめだけれど、それだけスペースを潤沢に使い、本当のオススメだけを紹介している感じ。

これをベースにして、あとはネットで調べるというのもアリかもしれません。

 

(おしまい)

 

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