文系オトナギーク女子

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香水BYREDO(バレード)の「1996」。個人的には一番好きなタイプの香り。

(画像:BYREDO公式

 

香水界の異端にしてハイエンドなブランド、BYREDE(バレード)。

 

以前BYREDO(バレード)の魅力を記事にしたところ、読者の方から「バレードの“1996"を買おうか迷っている。是非レヴューして欲しい」というリクエストがあったので、わざわざ店に行って嗅いできました。←買えよ

 

ということで今日はたった一人の読者様のために(←恩着せがましい)、BYREDO(バレード)の「1996」、香りのレヴューを致します。

 

 

"1992"は大人気フォトグラファー「イネス&ヴィノード」とのコラボライン

 

タイトルの「1996」とは? 何とも意味深に見えますが・・・

 

まずは公式ページの説明をご紹介。

"1996"は、フォトグラファーのイネス&ヴィノード(Inez and Vinoodh)による、少女を題材にした写真集「Kirsten 1996」にインスピレーションを得た香り。

「これは私たちの記憶の中にある、私たちがいつも惹かれてやまない国々に由来した香りだ。これは温かな木とハイエンドなデザインで満たされた私たちの家。この写真は私たちの仕事そして生活の、根底にある二面性を表しており、この香りは、それをベン(BYREDO創業者)が完ぺきかつ繊細に解釈している。」──イネス&ヴィノード

 

なんとこの1996は、世界的に有名なファッション系写真家デュオ、イネス&ヴィノードの写真集「Kirsten 1996」を題材にした香りだそうです!

 

といっても、写真集を見たことのない人間にとっては、何のこっちゃというところですが・・・(無論私も見たことありません)

 

でも1996の香水パッケージにも、Kirsten 1996からの写真を美しく流用しているようですので、恐らく買えば納得できるハズ笑。

 

ネット検索すれば見れますが、少女の写真が大胆にあしらわれたフォトジェニックなお箱になっているようです。素敵〜

 

 

ちなみにこのフォトグラファーデュオ、イネス&ヴィノードは本当に大人気。

 

VOGUEはじめ、世界的なファッションブランドは皆関わってるんじゃないの…というくらい引っ張りだこのフォトグラファー夫婦ですね。

音楽業界的には、ビョークのアートワークはずっとこの人たちが手掛けているので有名です。

 

 

では、実際の香りはどうなっているか?見て行きましょう。

 

 

オリエンタルで甘くスパイシー。そしてパウダリー

 

まずは、何の予備知識もなくフィッティング。

 

おおっ・・・これは・・・

何かに、 似  て  い  る  !

 

 

一瞬、香りによる記憶が頭の中をめぐったが、BYREDO1996の複雑に変化する香り(つけた瞬間からめまぐるしい香りの変化が始まります)のせいで、それが何だったかは思い出せない。

 

しばらく落ち着いたところで強く感じた香りとしては、

 

・バニラ

・パチョリ

・アンバー

 

といった、甘くスパイシーな香りがメインの印象です。全体的にはオリエンタルウッディ系。墨汁とバニラを混ぜたような…。

 

ユニセックスな香りですが、結構女性的な部分もあります。特に時間が経つとヴァニラとアンバーが引き立ってくるので、パウダリーで甘い感じ。

 

ここで公式を見てみますと、成分は

トップ:ブラックペッパー、ジュニパーベリー

ミドル:レザーアコード、オリス、バイオレット

ラスト:ブラックアンバー、パチョリ、ヴァニラ

となっています。

 

個人的には、甘さも苦さも落ち着きもセクシーさもあって、一番好きなタイプの香りでした。

 

個性と主張は結構強いタイプですが、一度はまると癖になる香り。

 

 

有名香水で類似を挙げるとすれば・・・

 

私が嗅いだことのある他の有名香水で類似の香りを挙げるとするならば、

 

・シャネルの「エゴイスト」

 

・レミニッセンスの「パチョリ」

 

この辺りの香りを思い出しました。

(ちなみに、この2つは手元にあるわけではなく、完全に私の記憶の中から引っ張り出していますので違ったらゴメンちゃい。でもタイプとしては同ベクトルかと)

 

 

シャネルのエゴイストとか言うとチャラいイメージもあるかもしれませんが、上に挙げた2つは熱狂的なファンを持つ伝説の香水ですからね。

 

バレードの「1996」もそれに近い種類の香りですので、非常に素晴らしい香りと感じました。

 

また、バレードで他にパチョリ系の香りといえば「ウッド イモーテル」がありますが、そちらはもっともっと重厚で、男性的な香り。(男性的すぎてややポマード的でもあります笑)

 

この1996は、それよりも甘さと人肌を感じる香りで、うまく使いこなせば男女ともに相当にセクシー度が上がるでしょう。

 

ただ、男性モノとしてはヴァニラが効いていてやや甘めスパイシーなので、甘い香りが苦手な男性は避けたほうが無難かもです。

 

 

そしてこの「1996」、異論はあるかもしれませんが、ワタクシの愛用しているお香・京都松栄堂の「堀川」にもやや近い香りがします。

 

このお香も、個人的に大好きな香り。日本的だけど華やかでパウダリーで素敵ですよ。

 

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ということで、読者さんからのリクエストで試した香りではありますが、偶然にも、かなり自分の記憶を呼び起こす好みの香りでありました。

 

アタシも買っちゃおうかな♡

 

 

 

以上です。

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