文系オトナギーク女子

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コラム・思うこと リアルなハナシと人間模様

寺島しのぶのダンナ、ローラン・グナシア氏と仕事をして自分の庶民っぷりを思い知った件

2016/12/13

 

寺島しのぶさんの日仏ハーフの長男が歌舞伎デビューされるそうで。

寺島しのぶの日仏ハーフの長男、来年5月、歌舞伎“デビュー”へ

 

そんなニュースを見てふと思い出したんだけど・・・

 

この息子の父親、つまりしのぶのダンナなのだが、どういう因果かワタクシ、このフランス人夫のローラン・グナシア氏とたまたま仕事をしたことがある。

本当にたまたま。実際お会いしたのはほんの3〜4回程度だったと記憶。

 

当時ロロたん(←ローラン氏ね)は、某企業でアートディレクターをしていらっしゃった。

(その時彼はまだ寺島しのぶのダンナではなかった)

 

そのロロたんが展示会のために、私が当時いた会社にモロモロ協力を求めてきたのが、ことの発端だった。

 

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とりあえずお話伺いますー、ということで言われた通り、オフィスに出向きましたらば、なんだか凄いオーラの外国人が出てきた。

 

当時の記憶をたよりにすると、こんなイメージ↓

roro

 

なんだなんだ、なんなんだ。

 

普段、地味〜な人々と地味〜に仕事していた私、カルチャーショックにより何を話したのか覚えていない。

だいたい、通訳さんをまじえて話をするのが初めてだったので、ロロたんを見ていいのか通訳さんを見ていいのかタイミングがわからなくて、かなりその日の私はキョドッていたと思う笑

 

が、とにかく人を威圧するくらいオシャレだったのは覚えてる。

 

・部屋がおしゃれ→オフィスなのにソファー置いてマイルーム化していた。(勝手きままなフランス人のなせる技)

・メガネが白ブチ→クリエイターの証(に見える)

・なんかピンク色のものを身につけていた→身の周りのオッサンでそんな人いない。ポールスミスとロロたんくらいしか見たことない。

・髪が今まで見たことある人の中でいちばんチリチリ(これも芸術。多分。)

 

そんな感じだ。

 

まあ、オシャレ且つ、ただ者ではなさそうなフランス人と仕事ができて私も嬉しくないわけじゃなかった。

意欲的に彼の仕事に取りかかったわけだが、ほどなくして、

 

フランス人、わっがまま〜〜(;´Д`)

 

と思わせられる洗礼をうけた。

ま、ワガママというか美の追求に妥協はしませんことよって姿勢なんだろうけど。

 

とにかく気に入らないことには

ノンノン!ノンノンノン!!!

(;´Д`)

 

・・・フランス人と仕事するのって大変だなって思いましたよ(楽しかったけど)。

その後もフランスの人と仕事をする機会に恵まれたけど、やっぱりあんまり好きになれませんでしたね笑!!フランス。

 

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そして、その仕事が終わってしばらく経ったある日。

ワイドショーで寺島しのぶ結婚のニュース

 

へー、さすが梨園の娘、ワケの分からないフランス人と結婚するんだぁと思ってみてたら・・・

 

数ヶ月前にやりあった、あのロロたんじゃん!

 

・・・ええ、でも、あの変人あらゆる美に造詣が深そうなロロたんなので、不思議ではございませんでした。

しのぶも表現者だし、ロロたん歌舞伎とかの日本文化も好きそうだし。

 

でも、つい先日まで普通に仕事で会ってた男性が、有名な女優と結婚するなんて・・・

アタシにもチャンスあったかもしれないのに・・・(アタシしのぶより若いし)

 

とか一瞬思いかけたが、やはりあんなに大物オーラを醸していたワガママそうなフランス男(ロロたん)には、しのぶ級の大玉じゃないと釣り合わないんだなー、世の中バランスよく行くようにできてるわ〜…

 

などと、自分の庶民っぷりを痛感した出来事でござんした。

 

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しかし人生、チャンスは一瞬。

これは!と思うまたとない大物に出会った際は、バカになって迷わずアタックしてみるのもいいだろう。明日のしのぶはアナタかもしれない。

 

〜おしまい〜

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