糸井重里系ほっこり文章に窒息寸前。わたしは、こう、おもった。
2016/09/22
さいきん、ひらがなの表現が、おおくなったきがする。(←こーゆーのね)
いつもやさしく、ほっこりしたきもちで、いられるから。
ウゼーーー!
そういうワタクシも、企画をやっていますからね。
世の中の流行に沿った仕事が多いから、ひらがな系コピーを考えますよ。
ええ、ワタクシも迎合してるから、人のことは言えないんだけどね♡
これは良い悪いではなくて世相を反映してるんだべね〜。
若い子達と話すと、人と競わないようにしているし、立ち振る舞いが優しくてユルい。
かといって自分が無いわけではなく、むしろキッチリ自分の世界は確保しているその感じが、今のクリエイティブに反映されている気がするわ。
商品名とかにもそれが現れている。
あんま思いつかないけど、チューハイも「氷結」より「ほろよい」とかさ。
施設も、最近の日本ブームと相まって、「ソラマチ」とか「あべのハルカス」とか?
ゴメン例がちょっと古いwww
そんなことを常々思っていたが、今年に入って、食品ブランドの仕事をお手伝いした際。
完成した商品(ここでは仮にお煎餅としよう)が載っている紙広告を見てガクゼンとしたのが、「なんちゃって・ひらがな系コピー」だらけ。
1Pに5つくらいコピーがあるうちの、3つがひらがな系だった。
フツーに読みづらいっちゅうの!
例えば、
いつものじかんを、とくべつに。
おいしいおせんべいを、おためしください。
みたいなコピーが、ズラリと入ってた。いやマジで。
小学生かwwww
これは・・・
糸井重里のせいね。(←糸井さん風評被害)
40代後半のクリエイティブの人は、糸井重里に憧れを持つ輩が多い。
その歪んだ糸井重里への憧憬が、このような駄文を連発する遠因となったのでしょう。(専門家風に言ってみた)
冗談はさておき、ひらがなを効果的に使うと、文章の「見栄え」が変わるのは事実だ。
こんな記事もあるくらいだし・・・
つちょっとひらがなに直すだけで、文章はこんなにプロっぽくなる
(だから別に糸井重里さんをディスる気はひとつもない。むしろリスペクトしてますよ。)
ただ、ワタクシは自分が普段生活する上で、「フツー」がいいんす。
おしゃれカフェでなく喫茶店でいいんす。ほぼ日手帳じゃなくて薄い手帳でいいんす。
ほっこりしなくていいんす。
自分の生活に於けるほっこり代をあまりかさばらせたくないんす。
なんつってね。
最近あまりに、自分の周囲で「ほっこりさせときゃいいんでしょクリエイティブ」が目に余るため、このようなことを綴ってしまった次第でした。