文系オトナギーク女子

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リアルなハナシと人間模様 時事ネタ

信じる気持ちが邪魔をする──清原逮捕に思う「信じてる」の善し悪し

2016/07/18

朝起きたらキヨが逮捕されてました。

引退後、時折TVでキヨを見ると、その言動や佇まいから──具体的には情緒の不安定さ/視線の定まらなさ/激太りetcですが

これはクロだろう・・・と思わせられるものでした。

一般視聴者のワタクシでさえそうなのですから、近しい関係者はもうずっとクロを確信していたことでしょう。

ところで今日書きたいのは、愛はときに真実を見えなくさせるよね。ということです。

キヨのシロを信じている方々がたくさんいたと思います。特に野球ファンにとっては、素行が悪かろうが活躍できていなかろうが、トクベツなキャラクターですよね。

だからたとえ典型的な薬物中毒者の振る舞いをしていたとしても「ヒーローなはず」の清原さんを信じ、人々はそれを容易に認めることができません。

「清原さんがやっていないと言っているんだから、それを信じよう」てわけ。

話は変わりますが、ワタクシは精神病を患う方と接した経験があり。

その時感じたのが、信じてる/信じたいという気持ちが、状況を悪化させることがあるってこと。

「信頼関係」はとてもとても大事ですが「子どもを信じる」「彼を信じる」「自分を信じて」「夢を信じて」。。。信じすぎると、手遅れになるときがある。

一般に、「信じてる(キラキラ)」ということそのものが神格化されていることにも原因があると思うのです。

「信じてるよ」って一見美しいけれど、角度を変えれば問題解決を放棄した思考停止状態ではないですか?

信じようが信じまいが、病気の人はブチ込まなければならんのです。それが本人の健康のためなのですから。むしろこの場合疑ってかかったほうが本人のためでござんす。

いや、キヨの場合はもっと重篤ですし、もっと根深いもの(若い頃からの扱いまで遡る必要があるかも)でしょうし、いや、彼の場合そんな分析もナンセンスですね。

人より多くの才能を持って生まれても、それを支えるメンタルを持って生まれているわけではない。

だからキヨの場合は、、、やはりどうしても、わかっていても、タイーホされるまで誰もどうにもできなかったことと思っています。人の営みとは、切ないでおじゃります。

ぜ、全然アジアのチカラでキレイになってな~い!

明日から頑張ります。

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