アジアの工場のえらびかた〜お国柄がそのまま出るよ〜
2016/07/18
ものづくりをする時、工場選びが一番のキモになります。
音楽だって、いくら曲自体(デザイン)が秀逸でも、それを奏でるオーケストラ(工員)がガチャガチャだったらゴミ演奏になるのと同じ。
そして工場の「特性」は、ある程度「お国柄」に準ずるところがある!
だからアナタが何となくその国に持っているイメージは、だいたいその工場にも当てはまります。
ここでワタクシ流・お国柄で占う!縫製工場診断を開催♡
ちなみにワタクシ工場に視察に行っているわけではなく、あくまで出来てきたものや情報で判断してます。ちゃんとした調査もしてないので話半分で聞いてね♡
1、中国
なんとなく日本人が持つ中国のお国柄のイメージは、結構ものづくりにも現れていると思う。もちろん長年の日本企業による教育も生きています。
○中国4千年。ダイナミックで派手なイメージ
→やつらほっとくとそのままバッグなどに反映してきます。「ここは赤い生地で」などと曖昧に指示を出すと、日本人が想像するいい感じの落ち着いた赤ではなく、激しい「朱色」などにされます。てゆうか基本、極彩色が好きです。
○中華料理人のごとく、手数が多く、手先が器用で早い
→なんでしょう、基本雑なんだけどねw。でも基本、緻密な作業を早くやるという能力には長けている人々なんだろなと思います。
単純作業も得意そう。中華料理屋とか行っても、あの人たち、誰がそんなに食べるんだってイキオイで厨房でひたすら野菜の皮むいたり餃子包んだりしてるやん。ああいう感じ。
2、日本
アタリマエだけど、日本人は同じ感性を持った日本工場を使えるのが一番いいよね、予算と納期の関係上だいたい無理だけどw。
「これを作れ」と見本を渡されれば、そのモノだけでなく、制作者の意図まで汲み取ろうとするスピリチュアルものづくりwwwすばらしい。
ただ国土と一緒でキャパがないよー。
3、カンボジア
○素朴
→素朴で素直な優しい人々が多いカンボジア。
ちょっと待て素朴ってことは?・・・そう、言葉を変えればダサいということだ。
ダサい人たちが作ったものは?・・・そう、なんとなくイモい商品になるのだ。(ひでえ)
って酷いことばかり言ったが、つまりまだまだものづくりの場として未開発ということだ。田舎娘だって都会に来て化粧をおぼえあか抜けて行くのだから。。。
4、ベトナム
○そこはかとなく漂うおフランス臭=オシャレ
→カンボジアのお隣だけど、こちらはフランス領だったというだけで、ワールドスタンダードな「オシャレとは」という感覚が民衆にも染み付いている部分がある。
つまり出来上がるモノに、みんな大好きな「アジアの中に、おフランス感」が宿せるのだ。
やはりセンスも環境と教育ですね。
5、インド
○くさい
→あまりインドでものづくりしてる例を見ていないが、一度他の人が作ったインド工場から上がってきた大量のバッグを見たことがある。
なんというか、荷物がインド臭くて大変そうだった。
がんばって陰干しにして、インド臭さを飛ばしていた。
なので「インド=くさそう」のイメージ通りでだいたいおk。
以上、ワタクシ流・工場診断でした♡
アジアでのものづくりは(苦労いっぱいで)楽しいよ!