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写真家・吉田亮人「falling leaves」 おばあちゃんと孫、そして写真家の目線に涙する

photo by AKIHITO YOSHIDA

 

BUZZFeed japanの記事で知った写真家、吉田亮人さん。

 

BUZZfeedの記事↓

祖母と生き、23歳で死を選んだ孫。二人を撮った写真家は思う

 

 

 

 

BUZZFeedのページでは、写真とともに良くも悪くも劇的なタイトルが目に飛び込んでくるので、タイトルで気になったのか写真自体に惹かれたからそのページを開いたのか、今となってはわからない。

 

わからないが、「悲しい物語」の背景があってもなくても、このおばあちゃんと孫の写真自体が強く惹き付けられるものであるのは、確かだ。

 

 

この作品展「falling leaves」に関するおばあちゃんとお孫さんのエピソードについては、BUZZfeedさんが詳しく取材しているのでそちらを読んで頂くとして・・・(私は号泣したwww)

 

 

 

写真が語る饒舌さは凄い。写真は不思議。

 

 

その場面は、写真家に切り取られた時点で、現実ではなくフェイクになる。

フェイクのフィルターの中に、おばあちゃんとお孫さんの関係や想いはもちろん、写真家の視点もしっかり映り込んでしまう不思議。

 

「falling leaves」のおばあちゃんと孫が映る写真は本当に温かいし、ものすごく寂しい。

何だかこの2人の佇まいから、お互いがなくてはならない切実なものを感じてしまう。(物語を知っているからそう見えるのかは定かでないが)

 

 

写真家が切り取ったフィルターに、見ている自分のフィルターもつい重ねてしまう3層構造(←?)となる写真は、人の心に訴えかける良い写真の証。

 

だから私は、泣いてしまった。

 

 

 

ちなみに私はこの「falling leaves」を見て、台湾の写真家・張乾琦(チェン=チ・チャン)をなぜか思い出しました。

pin

 

どちらもモノクロでアジア人で、さらに“生(せい)”を切り取っているからでしょうか。見る側がはっとさせられるアプローチも、何だか類似点がある気がします。

 

とにかく最近、印象的な写真家に出会う機会に恵まれてますね。
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BUZZfeedによると写真家の吉田亮人さんは、この「falling leaves」を世に出す時に相当葛藤し、向き合うことにも苦悩したそうだ。

 

辛い過去を自伝にする作家の人などもそうだが、やはり真実と向き合ってそれをある意味“フェイク”に仕立てていくことは辛い。

 

自分は都合のいい嘘を作っているんじゃないか、しまっておくべき大事なものを冒涜しているんじゃないか、酔っているんじゃないかという自問自答との闘い。

 

今後も、ひょっとしたらこうやって大きく取り上げられることによってさまざまな声が聞こえるかもしれないけど、

 

でもさ、

私は、ふつーに、

 

こんな良い写真が撮れたら、世に出さなきゃいけないのが、写真家としての、宿命。

そして世に出したい出さねばと思うのが、写真家としての、性(さが)ではないか。

 

 

なんてことを思いました。

 

とにかく、上手く言えないが、胸にせまるものを見せてくれてありがとうございますと言いたいですね(月並みや…)。

 

もう展示自体は終わってしまっているみたいだけど、KYOTOGRAPHIEの展示のようすも素敵!

 

東京では8月にReminders Photography Strongholdというギャラリーでやるみたいだから、楽しみですね。

 

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ち・な・み・に

 

吉田亮人さんの他の作品を見てみたら・・・

(°д°)オモー!

インド!!

 

「falling leaves」以外の最近の作品だと、インドやバングラデシュなどで労働者や人々を題材とした作品を手掛けているようでした。

 

インド旅でインドの力強い美しさ(と紙一重の汚さwww)に魅せられた私にとって、偶然にも非常にタイプの写真家さんだということが判明。

 

 

 

これからも、写真家・吉田亮人さんの活動に期待。

応援しちゃうわよー!←うざい

 

吉田亮人さんのWebページ

 

(おしまい)

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