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90年代少女漫画「THREE」(惣領冬実)を大人になってから読み返してみた
2017/01/16
突然ですが、漫画家・惣領冬実といえば、今は「チェーザレ」ですね。
ワタクシが10代の頃は、惣領てんてーの「Three」というバンド少女を題材とした少女漫画がアツかった。
今日なぜか、ウン年振りにこの「Three」を読み返す機会に恵まれました。今読むとツッコミどころいっぱいwww
ということで、今、全然アツくない「Three」を、汚れちまったオトナの目線で解説してみます。アラフォー漫画好きは必見ですw
主人公は歌手を夢見る少女・理乃(14歳)
理乃は歌手を夢見ているが「5年もてば御の字」レベルのよくいる素材。
「人を惹きつけて離さない3つ目の要素が足りない」とかプロデューサーに言われちゃう
(´;ω;`)ウッ…
そんな彼女が、音楽の天才少年・ケイと出会って、
あっとゆーまに恋に発展。
ここまで2人の絡みは案外タンパクめ笑。
だけどなぜかあっちゅー間に恋仲になります。
やはり音楽とゆー才能で結ばれた仲ということでしょうかね!(適当)
すったもんだしながら、絆を深めていく2人
ちなみにこのシーンの前では、業を煮やした理乃がヒステリー起こして「自分L.A.に行くんで。さよならッ」と叫んでいたのに、ケイに止められた途端、L.A.行きも取りやめにします。
ついでにケイとイチャイチャするために、歌手になる夢も一旦あきらめます。
さすが少女漫画、恋のチカラ凄杉。
そんな折、2人の間に、ピンプ野郎のケイの実の父親が現れ・・・
ついでにケイの父親の現恋人も現れ・・・
ケイの父ちゃんも恋人もミュージシャンなため、理乃とケイとも仲良くなって、4人で仲良く楽しい日々を過ごしますが、
あっとゆー間に父と恋人、おっ死んでしまいます。
ケイの父ちゃんは病気&凍死で〜す。
父ちゃんの恋人は、後追い自殺で〜す。
ここまで結構ハイペースで人が死にます。少女漫画なのにwww砂の城かwww
ま、でもそんな2人の死も、理乃とケイの2人の絆を深める格好の材料となっていく少女漫画的展開ですね。でも当時は泣きましたよ。4人のシーンが結構シャレオツでいい雰囲気だったのです。
2人がついに契って前半戦、終了
少女漫画らしく、美しく契ります。エロ度ゼロ!
このへんから物語は大人の欲望うずまくプロ編へ!
ケイも理乃も、それぞれ別のバンドでデビュー
日本でドームツアーをやるほど人気バンドに成長した理乃タンと、
NY武者修行で、ハクつけて帰ってきたケイのバンドが、ガチンコ勝負。
このへんから、プロダクションも巻き込んで、だんだん2人の仲が悪くなります。主に原因は理乃の嫉妬。
メッチャ性格悪いですよ、理乃。ヒロインだけど。
後半の2人が絡むシーンは、たいてい理乃がケイに自分の理屈でブチ切れてるシーンばっかです。
そうこうしている間に、ケイの仲間がバイクで死ぬ
また死んだwww殺しすぎやでwww
でもこの死は無駄にしませんよ!
この死は2人の絆をより強め、やっと物語が終われそうかなという雰囲気に。
このあとケイはなぜか再度渡米し、(3年ぶり2回め)
5年後、外タレとなって凱旋帰国し、
お互いやっと大人になって、理乃タンにプロポーズ♡しかも・・・
ミュージシャンとしても、これからは俺がプロデュースするぜ的な笑
〜Fin〜
いかがだろうか。
私としては、子どもの頃は特にギモンに思わず読んでいたが、大人になって読むと、理乃はヒステリーで潔癖で嫌いなタイプだったwww
とはいえ少女漫画らしく、最後は2人が結ばれて良かったと素直に思いましたよ、汚れちまった今でも。
あと今読むと、完全に気持ちは理乃のお母ちゃん側です(´;ω;`)ウッ…
高校進学あきらめて歌手になる!と言われて泣いていた理乃のお母ちゃんに同情します。
惣領冬実てんてーの次回作にご期待ください。