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普通のOLがヴァラナシに行くときの3つの心得
皆さん、インドのヴァラナシに行ったことはありますか?
最近拙ブログの記事の中でも、インド関連の記事が伸びてきています。さてはインドブーム到来?(^ω^) ←んなわけないと思うが
ということで、今日は私の大好きなインドについて、それもゲロ聖地・ヴァラナシについての心得をまとめておきます。
私的ヴァラナシ:こんな人は参考にしてください
ヴァラナシはディープすぎるが故に逆にメジャーな観光地となっている希有な場所。
私としては
「温室育ちの日本人OLが、普通の観光地感覚でヴァラナシに行ってみたレヴュー」
を残しておきます。
若いバックパッカーなどが多い印象のヴァラナシですが、私の場合35過ぎてから行ったこともあり、ちょっと非日常を味わいたい程度の感覚で訪れました。
ディープな都市だけれど、ちゃんとガイドを付けるなどして楽にライトに観光したかったのです。
なので「そんなに旅慣れていないけど、怖いもの見たさでヴァラナシに行ってみたい」という人は、参考にしてください。
「価値観、変わっちゃうかも♡」などと考えている甘ちょろい人も大歓迎。←かつての俺
逆に、旅慣れているひと・危険地帯などに行った経験のある人・バックパッカー旅行などタフな旅行も大丈夫な人などにとっては、「ヴァラナシくらいで騒ぐなヌルい」と思われるかも・・・。
ニワカのためのヴァラナシまめ知識1:聞きかじったイメージで行くと後悔します
私も行く前に、何冊もガイドや文献を読んだり、web旅行記を読みあさりました。
街は喧噪に包まれ、話しかけてくるインド人がうざく、ガンジス川はすべてを内包し、川に死体が浮いてたりするんだぁ〜など、いろいろ覚悟して行ったつもりですが・・・
実際のヴァラナシは、考えていたよりも数倍とんでもなかったです。
( ´_ゝ`)
ネットでは色々なヴァラナシの記事が読めるし、画像だっていくらでも見れるし、予習したはずなのに・・・
正直、この情報化社会においてこんなに伝わらないことってあるんだ、と度肝をぬかれました。さすがインド。
そもそも私は3つ星ホテルを取ったし、専用の自家用車をチャーターした快適な旅(のはず)だったのだけれど、にも関わらず思ったより色々な面で苦労したのよ笑。
まず、いくらガイドやWebを読みあさっても伝わらない部分、それは、現地に行かないとゼッタイにわからない暴力的な大騒音です。
↓大音量で突進してくる人々が本当に怖かったが、写真では何も伝わらない
道往くバイクやチャリの「ドゥルリンドゥルリンドゥルリンドゥルリンドゥルリンドゥルリンドゥルリンドゥルリン」(おいいつまで鳴らしてんだバカヤローという位しつこい。それも全員で鳴らしまくる)という音の洪水。
大騒音があるだけで、こんなに風景って違って見えるし怖いんだ。と初めて思いました。
そして大通りの人の往来は、全員が(牛も)こちらに向かって突っ込んでくるようです。怖い。温室育ちのOLにとっては、道が普通に歩けない。
そして道に絶えず漂う生ゴミと糞尿による大悪臭。
↓これも写真だとそこまでインパクトは無いが、実際はもっと悲惨
そうです、うるささとオイニーのコンボ技です。
これには参った。その手があったか。←?
断言しよう、本やWeb、Youtubeなどで「見れる・読める」ものは、ヴァラナシの半分以下しか伝えていない。あの激しすぎる音とオイニーが無いから。
こんなにまで五感をフルに使わされる街は初めて・・・!←悪い意味で
結論:普通のOLにとっては、ヴァラナシは道を歩くのも結構恐ろしかった
まあ、結果的に危ない目には遭ってないんだけどねw(治安的には普通だと思います)
ニワカのためのヴァラナシまめ知識2:聖なる川ガンガーに出るには、自分の足で歩くしかない
バックパックで旅している人たちから言わせればナンセンスかもしれませんが・・・
当初私は、ヴァラナシを自分の足で歩く気はひとつもありませんでした。
汚れた大人になり過ぎた私は、主要な観光場所には、全て車でつけてもらう気でいたのです。
だから、途中までは車窓から街のカオスっぷりを見るにつけ「は〜〜良かった、車チャーターしといて本当良かった」と思って走っていたのですが・・・
到着するやいなやホテルの前がいきなり人だかりで通行止めになっていたりして、ここでは何一つ自分の思い通りには行かないんだと悟りました。
↓ホテルに入れねえよwww
何より、ヴァラナシって、道が細くて足でしか観光できないんですよ(特にガンガー沿い)。
↑ニワカすぎるが、本気で車でもそれなりに観光できると思っていた
ということで、ヴァラナシのハイライトであるガンガーへ行くには、必然的に牛やインド人やうんこや犬やゴミなどが転がっている猛烈な細道を、自分の足で踏みしめることになります。
私、普段はウシやうんこなどにはあまり免疫がありませんので、それはそれは辛かったです。
まあ、私の覚悟が足りなかったんですけど。
↓この時も必死でしたが、写真だとほのぼのした風景に見えるのが不思議
あまりの信じがたい光景の中を歩いているうちに、「これは、アタシの人生での出来事ではない」と、若干精神が崩壊しそうになりました。
安パイな場所から高みの見物♪などと思って行っても、ヴァラナシはそれをさせてくれない(車から引きずり降ろされる)。
むしろボーッと歩いていると、ウシにどつかれて見下ろされることにもなりかねない。
これが万物に平等な聖地・ヴァラナシということなのか。
ゆるく快適に清潔に観光しようなどと考えていた私が甘かったです。
結論:ヴァラナシでは、金で解決できないことが結構ある
※ちなみに専用ガイドは付けたので、しつこいインド人の勧誘などには遭いませんでしたよ
ニワカのためのヴァラナシまめ知識3:でも、ヴァラナシったら優しいところもあるの
ここまで文句ばかり書きましたが、ガンガーでのボートクルーズは最高でした。
やはりこの風景はアガる。
朝日のガンガーも最高。
普段いくら汚い臭いと悪態をついていても、この雄大な河を見た時はさすがに感慨深いものがありました。
ほんと来てよかった♡ ←単純だがそう思った
ちなみに、やっぱりクルージング中に子どもの死体とか普通に流れてきましたよ。
でも不思議と、トラウマになるなどは無かったです。
うん、死体よりも生きているインド人の群れのほうが怖かったかな!
そうそう、日本人経営の「イーバカフェ」の野菜天丼もおいしかった。ていうかインドで日本の味を食べると涙が出るほどおいしい
結論:行かないとわからない観光地ナンバー1!
しかしなんだかんだ言って結局、私にとってヴァラナシは「一度は行くべき。二度目は・・・正直悩む。しかし不思議と、またこの目で見たい」特別な場所になりました。
本当に、ググれば何でも情報が手に入る昨今において、こんなに「行かないとわからない」と思った場所は初めて!
ちなみに、道が歩けないほど怖い臭いと言いましたが、最終日には外を歩くことにも慣れましたよ。笑。
帰国後には、牛のいない日本の道がちょっと物足りなく感じるようになったくらい。
なので、行ってみたいけど二の足を踏んでいる人は是非一度行ってみるといいと思います。多分大丈夫だから。
気になる人は、是非生きてるうちにTry it!
すでに行く予定のある人には、こんな記事でも何かの参考になれば幸いです。
(おしまい)