勝てば官軍?W杯の無気力試合と結果が全ての世の中
W杯の日本チームの無気力試合が話題になってますわね。
わたくしは試合を観ていなかったので「決勝リーグ進出おめ!」としか思わなかったのだが、試合をリアルタイムで観ていた知人はそうは思えなかったようだ。
相当、イライラさせられ恥ずかしかった、と言っていた。
そして、この采配が是なのか非なのかで意見が割れている昨今。
結果が全て
or
結果の前に、最低限のマナーや美学を大切にすべき
ざっくり言うと、そういうことが争点になってますね。
試合は確かにイライラさせらるものだったのかもしれない。
でも企業に勤めているとあまりにも「結果が全て」で、正々堂々とやって損することが多いからねえ・・・。
結果が全てと言わざるを得ないこの世の中で
企業にいると本当に実感するのだけれど、正直者でまともな人は、びっくりするほど組織で得をしない。
「自分は自分」とパフォーマンスに走らずたんたんと利益をあげる人、周囲に本当の意味での気遣いができる人などは、部下の信頼はあっても、ぜんぜん企業のトップにはなれない。
陰でこそこそ周囲を蹴落とし、しかるべきお上の前でだけ自己アピールをし、都合の悪いことは周囲になすりつけたり上手に煙に巻ける人・・・というかそれくらいのことはできる人のほうが、トップに選ばれる率が高い。
長く企業で働いていると、もはや「フェアで"いい人"」は、トップになってはいけないのでは、と思わされるくらいだ。
「二枚舌で調子がよく、ぬけぬけと厚かましく、罪悪感を持たない人がトップにふさわしい」とすら思う。本当はそうであって欲しくないのに。
「そこまでしたくない、できない。」と思う普通のまともな感性をお持ちの人は、組織では割りを食うのはもはやセオリー。お・約・束。
われわれ一般人は、イヤってほど、そんな現実の中で生きているから…
今回のW杯の日本の無気力試合の采配をみて腹はたっても、結果を求めればこうなるよなぁ、と理解できる人は多いんじゃないかしら。
正解はない話だけど
結果が全てか、結果の前にマナーか。
ひと昔前の日本なら、礼節を重んじて散っていくことを良しとしたでしょう。
でも今は、考え方も多様化しているから、たとえ内容がアレでも結果を評価する人が多い向きがあるようですね。
私としては、あくまで「損・得」で考えた場合だけれど、
本物の天才である自負があり、本物の一流である自信があれば、結果はともあれ己の美学を突き通すほうが得。
↑例:真央ちゃんが五輪の金メダル取れなくても記憶に残る、みたいなやつ。結果が伴わなくてもそうなれるのは本当にひと握り。
並みの一流であるならば、泥臭くしたたかに結果を出した方が得。
↑今回のW杯みたいなパティーン。というかほとんどこっち
これを社会に置き換えると、嫌われつつもそれなりに出世している人ってのは後者ですね。
つまり外から文句垂れているだけの私たちって・・・それ以下?てか問題外? ( ´_ゝ`)
美学のないケダモノにはなりたくないけど、問題外も悲しい。
ケダモノになり下がってでもしたたかに生きるしぶとさに、羨望さえ感じているわたくしでございました。いや、皮肉じゃなく。
↑日本代表のことではなく仕事の話にすり替わってしまった
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なんだかんだ言っても日本チームの進出は喜ばしく、応援しちゃうわよ〜。
(おしまい)