セクシーな男性ヴォーカルと言ったら誰?
2017/09/24
(30代前半以下のお若いかたは読まないでください。全然ピンとこないと思うので)
先日寒空のもと、第1回・チン声選手権が開催された。
チン声とは?
平たくいうと、聞いただけで抱かれたくなるようなセクシーな声=チンチン声のことである(下品)。
ジャッジはこの道ウン十年、エロス研究家のワタクシです。
男性を好きになる条件やポイントはさまざまですが、エロスの有無のみで男性を判断してきたのは私くらいじゃないでしょうか。
会場には、私のほかに美男好き女子、サブカル女子などを集めました。
平均年齢は35オーバーと若干高めなのをお許しいただきたい。
聞いただけで女が濡れるようなセクシーな歌声の持ち主は誰か?
(くだらない飲み屋トークで)決めました!私が勝手に!
エントリーNo.1:星野源
いま一番、旬な歌うたいの星野源。早速、友人1からそのようなエントリーを頂きましたよ。
「あたしは断然!今なら星野源ちゃん♡
もー、源ちゃんのことを考えると胸がきゅんきゅんして苦しいの。歌もサイコー!」
(以下、ジャッジ私のコメント)
ばかやろう。
チン声と、ただ旬で好きな歌声をはき違えてる。
星野源は、むしろかわいい系じゃん。「かわいい」など、セクシー声の対極だろうが!!
音楽の良さと才能は認めるが、チン声使いとは絶対に認めません。
エントリーNo.2 ハナレグミ
誰もが認める歌ウマ第一人者、ハナレグミこと永積さん。
「いちばんグッとくる声はハナレグミ♡心にしみるの♡」そんな声がありましたが・・・
(以下、ジャッジ)
確かに、元から持っている声は、万に一つ級の素晴らしさなのは認めましょう。
しかし、これがチン声?バカバカしい。
確かに初期のSuper butter dog時代の、カッコつけた歌い方にはセクシーさを感じます。もともとのポテンシャルが高いので、歌い方でどんな雰囲気も出せちゃうあたりがさすがですね。
が!「ハナレグミ」になってからは、よりナチュラルで素朴な歌い方に変えていますね。
これは、いけない。
歌声、歌い方にはその人の人生が現れます。
永積さんは人生を歩むなかで、ほっこりと素朴な自分の特性を磨いた結果、今のような歌声になったのでしょう。
しかしそれは同時に、チン声の舞台から彼は降りたことを意味します。
エントリーNo.3 鈴木雅之
「セクシーな声といえば、鈴木雅之でしょ!お水っぽいし、これ以上ないよ!!」
(以下、ジャッジ)
違う、そうじゃない。
確かに夜っぽいけど、雅之リーダーは、セクシーというよりはスケベって感じ。あのPファンクなグラサンがいけないのかもしれない。あと顔がデカすぎる。
リズムの取り方も、セクシーというよりはディスコでならした時代感が出ていて、ちょっとクドいです。
と、ここまで言ったところで「なんで!?文句なしにうまいし、甘い歌声じゃん!!」とモノスゴイ反発に遭いましたが、やはり彼はチン声ではない。
完成度は認めますが、逆にそれが仇となって演歌歌手のようなどっしりとした安定感を生み出しています。どっしり感はチン声には邪魔。
エントリーNo.4 玉置浩二
「玉置浩二、いろいろ問題ある人だけど、歌は超いいよね!」
(以下、ジャッジ)
今回選考するにあたり、改めて玉置さんの歌声を聞いてみましたが・・・
これは!まごうことなきチン声であることを認めましょう。
歌のうまさも段違いだし、3回離婚歴があるモテモテさ、そして人としてはキ○ガイと紙一重の安定感のなさそうな部分も、すべて歌の肥やしになっちゃってる感ありますね。
素晴らしい。素晴らしいチン声です!いつまでも聴いていたい!
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ということで、ものすごいくだらなさの中終わった第1回・チン声選手権。
参加者の年齢層が高いこともあり、玉置浩二がダブルスコアで優勝を飾りました。
セクシーな声、チン声は、私の中では最上級の褒め言葉です。どんなに歌がうまくても、エロスのない歌声は「いい歌だよね」止まり。
しかしエロスは出そうと思って出るものじゃないのが難しいところ。
ある程度、持って生まれた「素質」、そしてその後の人生の濃さに左右されるのもまた、チン声を希有なものにしているのです。
そんな極上のチン声を求めて、今後も邁進したいと思います。
番外:田島貴男
この話を、レコード会社所属経験の長い黒人音楽マニアの人々にお話ししたところ、
「はあ?エロスのある声?田島貴男(オリジナル・ラブ)に決まってるでしょ」
姐さん!
一瞬でチン声とは何たるかを理解してくだすって、ありがとうございます。さすがです。
ということで、田島貴男さんは文句なしにチン声に認定。
これからもセクシーな歌声を探す旅は続きます。
(ごめんなさい。ただの飲み屋トークでした。終わり)