Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/suzukiri/www/wp/wp-includes/post-template.php on line 284

Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/suzukiri/www/wp/wp-includes/post-template.php on line 284

Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/suzukiri/www/wp/wp-includes/post-template.php on line 284

Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/suzukiri/www/wp/wp-includes/post-template.php on line 284

文系オトナギーク女子

"人生ギーク"な大人の女性目線で綴る、日常に即効性のある 今日のお洒落からカルチャー、ゲス話までをお届けします。

お仕事の話 リアルなハナシと人間模様

休職した若者、復職したらどう扱われるの?

 

「休職して復帰」――

それを経験している人も珍しくない昨今。

 

 

前回のエントリーの、休職を余儀なくされた後輩女子の話。

私は今回のことで、復帰することの難しさと、会社側とのずれを多く感じたのだった。

 

ーーーーーー

 

この事件を、私はずっと「彼女側」に立って見ていた。つまり「被害者側」ね。

 

彼女がメンタルをやられるまでには、はっきりと会社側に非がある出来事がいくつかあった。

 

たとえば。

彼女の上司は、問題のある案件に関して、自分は関わっていなかったことにしろと彼女に虚偽の報告を強要していたのだった。

 

その後も上司から事実を歪めた「保身」のためのなすり付けをされ、目の前で手のひらを返され、その上の部長からも見ぬふりをされ、、、

 

それでもクライアントの問題解決のため奔走していた彼女だったが、心に受けた疲労が体に現れ始め、、、

 

ついには、メンタルも体調もボロボロになっていってしまった。

ーーーーーーー

 

一方、彼女の休職を受けてからの、会社側の対応ね。

 

 

休職まえの彼女は、同期たちと比べても「仕事ができる若手有望株」扱いだった。

だからきっと、会社側からも早く復帰して欲しいと望まれ、ある程度大事に扱われるはず、と私は考えていたのだけれど。

 

現実はそう優しい世界ではなく、

今や会社側は彼女に警戒しているのがわかったのよ。

 

つまり、、

彼女の持っているネタ的に、訴えられたら確実に負けると会社は踏んでいるのね。

 

 

近しい人間からすると、彼女が訴訟を起こすタイプには全く見えないけれど、社の命運を握る「不安的な」人物として、ハレモノのように思われているふしが見受けられたのだった。

 

ーーーーーーー

 

そうなると、今後彼女が「以前と同じように」イキイキとやりたい仕事に戻れる可能性は・・・正直低いのではないかと思う。

(いや、実際は会社が意地悪をしているわけでも何でもないので、本人の「モチベ次第」ということになるのだが)

 

 

いくら彼女が以前のように働きたいと望んでも、当分責任のある任務からは遠ざけられ、無難な場所で飼い殺しをされてしまうだろう。

なぜなら彼女にまたメンタルを崩されたり、訴えられたりしたら会社が危ないから。

 

そうなると、実に優秀な働きをする彼女のよさが全く出せない環境に居ることになってしまうのでは。

それとも「給料出してもらえるだけありがたく思え」ってことなのかしら?

 

もちろん、飼い殺しされそうになってもなんでも、自分の置かれた場所で頑張って、不屈の精神で再び輝ける人もいるでしょう。

 

でも、「自分は会社にとってお荷物だ。無力だ」と感じている人を地味な(適当に働ける)場所に置いて、これまたその近くで同期の子や後輩がイキイキと働いてるのを目の当たりにしちゃったりするわけで…

そもそも責任感が強いからこそメンタルをやられた人に、その環境で復活しろというのは酷なことと思うわ。

 

私としては、「会社なんか利用したるわ」っていう気持ちで図々しく復活を遂げて欲しいのだけれど。

ーーーーーーーー

 

優秀な人材の使い方として飼い殺しほど勿体無いことはないと私は思うけれど、一回「何か問題があった人」はそう見られてしまう現実。

 

そのジレンマを、目の当たりにしたこの一件でした。

 

 

現場は本当に本当に心からあなたの復活を望んでいるし、休んでいたことを気にすることなんて全くないのだから、せめて戻るなら気が引けることなく戻ってきて欲しいわ。

 

それでもダメなら、違う場所で輝けばいい。

人生は続く。

 

(おしまい)

-お仕事の話, リアルなハナシと人間模様