離婚は恥だが役に立つ…?「そもそも、さほど愛してなかった婚」の末路
「ダンナとの生活が苦痛で、離婚したい」
友人から、そんな相談を受けた。
離婚?しちゃえしちゃえ!
いまどき珍しくもないし、再スタートは早いほうがいいぜ!←独身者の無責任な意見
(まあ、この友人の場合、子どもは居ないし、彼女のほうもフルタイムで働いていて経済的に困ることもないので、特に迷うこともないと思ったのだよ)
でもなぜ離婚??
確か君たち、2年前に結婚したいわば「新婚」に近い感じよね?
理由を聞くと・・・一言でいうと「性格の不一致」というやつだった。
他人には伝わりづらい、「夫婦間の性格の不一致」もんだい
最初に彼女がダンナの許せないところの具体例を聞いてビックリしましたよ・・・
だって、他人から見るとあまりにも些細なことだったから。
「ご飯を作ったのに、“おいしい”と言わず黙って食べる」
「洗濯物は○時までに出してと何度も言っているのに、○時以降に出す。言っても直らない」
「お風呂の時、シャワーをずっと出しっ放しにする。言っても直らない」
だいたい、そんな感じの理由がいくつか並んだ。
そのような、生活習慣やちょっとした考えの違い、受け答えなど日常の小さいことから生じるストレスを離婚界では全部まとめて「性格の不一致」と言うそうです笑。
(°д°)ハァ?
そんな理由で離婚なんてアリなんすか!?
正直、私的には「お互い様なんだから、そんくらい多少は我慢して、譲歩して、慣れろよ」としか思わなかった。
しかし、一般的に「性格の不一致」は離婚理由で圧倒的に第1位なのだそう。
巷で話題の不倫や浮気での離婚よりもダントツで多いってことね!
ま、実際は不倫などが原因でも「別れたい理由は“性格の不一致”です!」ということにする輩も相当数いると思うのでアテにはならないけど、一応離婚理由としは最もポピュラーなものなんです。
そしてこの「性格の不一致」というのは、理由はどうあれ他人にはわからない苦痛。
「浮気された」「暴力ふるわれた」などと違ってとても曖昧だから、苦痛を感じていてもなかなか声高に叫べない点もキツい。
我慢できない私が人間的におかしいのか?と思ってふさぎ込んでしまうわけですね。
ということで、私も最初は友人に「考え直して歩み寄りなよ」「もっと分かり合いなよ」と言ってきたけど、もうやめます。
私や周りの人間の常識に当てはめても良くないし、本人が苦痛なものは苦痛だからね。
ま〜、いち友人としては、結婚歴も浅い彼女には「いやいや、自分で決めて結婚したんだからもうちょっと頑張りなよ」と言いたい気持ちももちろんありますが…笑。
が、女がそこまで割り切った以上、もう元に戻るのは難しいとも思う。(例:三船美佳)
となれば苦痛は短いほうがいいし、再スタートは早めのほうがいいでしょう。但し相手が同意すればの話だけど(←ココ大問題)。
「そもそも、さほど愛してなかった」もんだい
「性格の不一致にて離婚」の人って、そもそも愛よりも事情が先行して結婚した人に多いっす。
「結婚というのをしてみたかったから」
「お互いよく知らなかったが、ヤったらデキちゃったから」
「子どもが産みたいから年齢的にそろそろ結婚しないとヤバいと思ってた時期に出会ってスピード結婚」
私の周りの離婚歴ある人たちは、「結婚という目標に向かってただけで、いざしてみたら目が覚めた」って人、多い。
逆に、自然に恋をして、ある程度の交際期間を経て「大好きな人と結婚しました」って人は、いろいろあっても上手くいってる人がほとんどだ。
このことから見ても・・・
正直、愛があるだけで解決することはたくさんあるということね。
なので結婚は、なるべく「好きだなあ」「この人と結婚したいー!」と思う人としたほうがいいです。ってメッチャそもそも論だけど。
妻に逃げられたダンナは悲惨もんだい
知人の離婚劇を見るにつれ思うことは、覚悟を決めた女は強いということ。
対して男は、嫁に逃げられるとほんっとにボロ雑巾のようになっちゃいますね。
男の浮気などが原因でない場合、男のほうは問題に無頓着だったりするので、妻に言われて初めて「エッそんなことで離婚???俺これから努力するからやり直そう」となる人も多い。
(「やり直そう」てセリフは男が使うことが多いな〜。)
でももう男に「やり直そう」と言われる段階には、女の心はとっくに冷えきって氷点下超えしてるのでだいたい厳しいです。ウウウ…
とにかく嫁に逃げられた(逃げられそうな)男は、びっくりするほど弱い。
無力なだけにあらゆる手段で離婚を阻んでくる可能性もあるし、素直に応じてくれたとしても受けるダメージは計り知れない。(周囲では、離婚後に自殺した男もいる)
協議中にうつ病にでもなられたら、話し合いは長引くだろうし、それだけは避けたい!
傷も浅めに早めに別れるのが目標であれば、これ以上「あなたのここが許せなかった」等ダンナを刺激しないで、静かに粛々とコトを進めていきましょう。
ダンナというよりも「いち人間と接している」という気持ちで。自分の人生に今後関係なくなる人と思えば、不思議と思いやりを持てるものです。
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ということで、私の友人の場合は「子ども居ない・本人の意志も固い」なかで、理由は「性格の不一致」ケースでした。
友人の場合は、状況が比較的入り組んでないので、とにかく後は相手の心しだい。
相手の今後のことも思って、なるべく穏便で思いやりのある、前向きな説得が早期解決のヒケツかと存じます!
人生いろいろだけどファイトです。
(おしまい)