文系オトナギーク女子

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コラム・思うこと リアルなハナシと人間模様

「自分をさらけ出せない人」との付き合い方 〜恋人や友達にさえ甘えられないタイプ〜

 

恋人や仲の良い友達にさえ、「自分をさらけ出せないタイプ」の人がいる──

 

そういうタイプの人に、たまに出会ってきました。

仲がいいのに、(心の)距離がある。

楽しく話しているのに、核心に触れていない感がある。

 

 

今日は「自分をさらけ出せない人」を知ることで、彼らに少し近づきたいと思うYO!

 

 

「自分をさらけ出せない人」とは?

 

私の友人の、そういうタイプの人について話そう。

 

その子とは、友達として普通にコミュニケーションは取れるし、飲みに行ったり旅行をしたり、楽しい時間を過ごせている。

時には仕事の愚痴だとか、悪口を言って笑ってストレス解消だとか、結婚しないの?だとか、長年に渡ってかなり仲がいい方だと言える関係。

 

でも、彼女は自分のコアな部分を決してさらけ出さない。出せない。

 

うまく言えないけれど、自分を自分でプロテクトしている殻が分厚いな、と感じるのです。

 

 

一見、色々な話はできる。

生い立ちも包み隠さず話してくれているし、愚痴も言ってくれるし、シモやゲスな話だってできる。

 

なのに、何かその子の心の大事な深い部分には触れられていない感覚が、ずっとある。

 

 

多分、この子は誰の前でも本気で泣いたり怒ったり、もっといえば他人に自分を委ねることができないのではないだろうか。

(大事な人に自分を委ねるのも、ある種の才能です)

 

 

一見友達が多いとか、楽しく会話できてるといった見た目の問題とは全く別。

 

その友人は時にふっと、「自分はこのまま、自分の心のコアに誰も入れずに生きていくのか」という孤独を感じるそうです。

 

 

 

「自分をさらけ出せない人」は、自分が自分のいちばんのヒーローだった?

 

「自分をさらけ出せない人」は、切羽詰まった状況、自分に余裕がない時、つらい時、悲しい時こそ、心の扉をパタッと閉める傾向がある。

 

これ多分、物心ついたときから、「自分で自分を支えるしかない」って悟っちゃったからじゃないかなと思います。

 

例えば、子どもの頃に親に頼れなかったとか。

または、普通であれば親に頼るべき時に頼らないようにしたら、とてもそれが楽だった体験があるとか。

 

 

とにかく私などには及びもつかない体験があって、自分プロテクターが自然と分厚くなったのでしょう。

 

長年に渡って自分が自分のいちばんのヒーローだった人に、もっと甘えなよ・委ねなよといくら言っても、やり方がわからないのは当然といえば当然かもしれません。

 

 

 

「自分をさらけ出せない人」との仲良くなり方

 

「自分をさらけ出せない人」に、もっと自分を解放してくれYO!自分を出すって気持ちEぜ!といくら迫っても、出来ないものは出来ません(し、そんなウザいの嫌われるwww)。

 

また、この手の人は自分をしっかり持っているので、自己啓発本などで「そうか!さらけ出していこう!」と思うほど単純でもございません( ´_ゝ`)

 

かといって彼らが孤独を感じないわけではなく、そんな自分は人としてマズいと感じ続けているのも事実。

 

 

そんな彼らと友人である私は・・・彼らとは真逆の「真っ裸(まっぱ)系」人間

 

※真っ裸(まっぱ)人間とは・・・言わなくてもいいことまで赤裸々に話してしまう、仲良くなったと自分が感じた人にはもれなくマッパを自分から見せに行く、これはこれで迷惑なタイプ。でも自分は生きやすいwww

 

 

真っ裸人間の私が友達として彼らにしてあげられることは、こじあけようとせず、ほったらかしにもせず、長〜い目で「おしゃべり」していくしかないかなと思う今日この頃。

 

時々、彼らのコアである「孤独について」なんかをカジュアルに話すのもいいかもしれない。彼らが望めばね。

 

 

なるべく孤独を抱えずに楽に生きて欲しいなと思いつつ、いや、なるべく楽に生きてきた結果がプロテクター人間だったでござるwwwと永遠ループwww

 

人生って難しいもんですね。

 

 

別に自分をさらけ出せないのが悪いこととは思わないが、彼らがそれに孤独を感じている以上は、少しずつでも雪解けの手助けをしたいと・・・思わずにはいられない。

 

(おしまい)

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