文系オトナギーク女子

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香水「BYREDO(バレード)」が凄い7つの理由

2018/05/06

Photo by Victor Wrong-Byredo Oud Immortel, 100ml

 

 

香りはエロス、香りは物語、香りは芸術。

「香り」が大好きな私。ここ数年、香水ジプシーを続けていましたが遂に、運命的な香りに出会いました。

 

六本木ヒルズ内のESTONATIONにて「BYREDO」(バレード)をお試ししてみたら・・・これは圧倒的に他と違う

 

ということで今日は、エストネーションの販売員さんに懇切丁寧に聞いた範囲によるBYREDO(バレード)がヤバい理由をまとめました。

 

 

 

 

スウェーデン発祥フランス製。

世界名だたる香水としては異端の、北欧生まれというところに興味津々。

「NY」とかでなく「北欧」というところが、なんか他とちょっと違って素敵な感じしませんか?

 

そして、原産国はフランス。

個人的に、香水はMade in Franceを愛用していたいという願望もあり笑、「やっぱ本場フランスよね」という小さな自己満足も満たされました。

 

香りというのは、匂いそのものももちろん大切だけれど、やはりお家柄や生産背景も、それを引き立てる重要な要素と思う次第です。

 

 

欧米meetsインド

インド人の母とカナダ人の父を持つベン・ゴーラム氏が創設。

個人的に超・超・超ポイントが高いのが、氏のルーツの「インド人母」にちなみ、インドをモチーフとしたオリエンタルで高貴な香りが多いところ。

 

インドという国のものは、良くも悪くも純度100%インドだと色も香りも強烈過ぎてオリエンタルになり過ぎるのですが(私としてはそんなインドも好きだが)、欧米フィルターを通すと途端にすばらしく洗練された美しさを醸すから不思議。

 

 

香りが変態。

 

創始者ベン・ゴーラム氏は、天才か変態だと思います。

 

基本はよく見る成分が入っているんだけど、たまにエッという物体をぶち込んでいます。

 

例えば「アンサン ションブール」という香りには、ベルガモット、レモンなどシトラス系とムスク系に混じって寺のお香などが入ってる。

一般的には寺のお香的な香りというとサンダルウッドとかその類なのでしょうが、とにかく寺のお香、だそうです笑。ちょっと意味深。

 

そして、そんなアンサン・ションブールの香りは、何と表現していいのか・・・ちょっと(インドの?)人いきれのような、なんとも言えない香しさがほんのり。

でも嫌なニオイというわけではなく、、、人肌の甘い匂い(?)がする。男性からこんな特殊な香りがしたら、間違ったら惚れてしまうかもしれない。笑

 

何でも、ベン・ゴーラム氏は美大出身、31歳のときに正式な香水についての教育は受けずに業界に入ったそう(Fashion Pressより)。

 

そういった側面が、この自由でアーティスティックで個人的な香りに行き着いているのかもしれない。

 

 

アートなストーリー性

 

ニオイそのものと同じくらい香水で大事なのは、そのストーリー

 

バレードはその一つ一つの香りにまつわる逸話で、その香りを何倍にも芳醇なものにしてくれる。

 

ここにいくつか紹介。

 

OUD IMMORTEL(ウッド イモーテル)

インド最古の文献といわれるサンスクリット語の聖典にも登場する、古代からインセンスに用いられてきた木=OUDを原料にしたシリーズ。
パチョリとパピルス紙の香りが溶け合うスモーキーでウッディな香りに、タバコの葉とモスが複雑な奥行きを加え、お香やローズウッドが、エレガントな余韻を残します。

(私の感想)

重厚でスパイシーでめっちゃ好みの香り。しかし相当癖があり、男性的。シャネルのアンテウスとかに近い?かな?

大好きだけど、女性としてはドスが効きすぎるので今回は却下。

 

ENCENS CHEMBUR(アンサン ションブール)

創業者BENの母の故郷であるインドのションブール。寺のお香やスパイスの香りが入り交じった独特な香り漂うこの街にインスピレイションを得て創作されたのが本作。
爽やかな柑橘系の香りから、お香やスパイスを彷彿させるスモーキーな香りへと変化する、<バレード>の原点のひとつです。

(ワタクシの感想)

ああ!なんかクサいwww。インドの正体不明な人肌な感じが表現されてる!

というと、相当変わった匂いなのか?と思われるが、個人的には最高にいい香りです。

 

例えて言うなら、香料が汗と混じり合った人肌のような、温度を感じるセクシーさです。あまり他のブランドでは感じたことのない香り。

しかし実際に男性からこの香りが香ってきたらどう感じるのだろう?ムエットで試した感じとはまた変わりそうなので、ちょっと興味あります。

 

個人的に脱帽した逸品。今回は購入しなかったがいつか必ず買うと思う(使用頻度は多くない気がするが、趣味として笑)。

 

 

BLACK SAFFRON(ブラック サフロン)

「サフランは、仏教徒の法衣の色であり、その黄色の色彩がインドという国を象徴する、全てのヒンドゥー教徒にとって神聖なもの」

バレード創立者のベンは、サフランのその神秘的な味、香り、魅力的な色彩とともに人生を歩んできたことを語ります。

厳かに統一される、崇高な精神の象徴としてブラックサフランの香りは生まれました。

(ワタクシの感想)

シトラス系とベリー系の甘さの中に、オリエンタルでスパイシーな香りがほんのり。ありそうで無い香りになっているのは「革」の香りが効いているから?

 

女性が付けても、ミステリアスで色っぽくもある香りです。

グルマン(食べ物)系の香りというわけではないのかもしれないが、試した中では一番、夜っぽいセクシー感があった気がします。

 

 

GIPSY WATER(ジプシーウォーター)

北方インドからヨーロッパに移住したロマニー遊牧民たちのグラマラスなライフスタイルをイメージした香り。新鮮でみずみずしい土の香り、深い森やたき火の燻るような匂い。
創業者のBENが憧れる、ジプシーたちの自然に根ざした自由な生き方を、ウッディーなフレグランスに表現しました。

 

(ワタクシの感想)

これは名香の予感(・∀・)!

ヴァニラとベルガモットの万人ウケする香りとともに、白檀などのウッディ系が複雑に絡まって、、、何というか、葉巻のような、温度を感じさせる香り・・・確かにこれは言われてみればジプシーのたき火の香りというイマジネーションが湧く。

 

かといってそこまで重すぎず、セクシーさもほどよく。今回、ヘアーパフュームとしてお買い上げしました。

 

 

BLANCHE(ブランシュ)

創業者ベンの、白という色に抱く無垢で汚染されていない側面を閉じ込めたいとの思いから作られた香り。 もっとも透き通った香りブランシュ(ホワイト)。

香りと記憶の関係に魅せられた彼が、初めて実在の女性を思い描いてつくったフレグランスは、伝統的な美しさをも表現しています。

(ワタクシの感想)

「バレード」の中で、最もイノセントな香り!これは万人ウケしそう。

 

海外のリゾート・ホテルのバスルームを思い出すようなリッチな石けんの香りがしたよ。

ちなみに、この香りがバレードの中で一番人気だそうです。わかるわかる。

 

個人的にはやや重めの香りが好きなので今回はパスですが、間違いなく女性が付けるのに清純でモテそう、かつ好き嫌いが別れないのはこの香りでしょう。

 

 

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・・・などなど、香り1つ1つの奥行きをプラスするストーリーが秀逸。ストーリーは究極の自己満足ですが、香りなんて所詮パーソナルな部分が大きいもの。

うっとりと酔えること間違いなし!

 

 

人と被らない独自性

 

上で長々説明した通り、ベン・ゴーラム氏が独自の記憶にインスパイアされた変態成分をプラスしているせいで、他の香水にはない構成。

 

よくある香りに物足りなくなった人や、皆と同じじゃイヤというマーキング意識wの強い貴方には特にオススメ。

 

 

香水ビン、アートワークがスタイリッシュ

 

忘れちゃいけない香水瓶のデザイン。

どことなく男性的な、究極のシンプルさが美しく、部屋に置いておきたくなるスタイリッシュさ。

タイトルフォントのバランスも完璧です。

 

上の黒いキャップにはマグネットが内臓されているので、「カチッ」と簡単に開閉できます。

 

 

少々、お高め

 

手が出せないほどではないが、オードパルファン50mlで約15,000円、100mlで約25,000円程度と、ちょっとお高め。

 

いくつかの代表的な香りは75mlのヘアパフューム(髪につけるパフューム)になっていて、それが約7,500円程度。

 

実際、私はまずヘアパフュームを買いましたが、香りがかなり持続する!

朝つけて夕方くらいまでは余裕で持ちます。

 

総じてコスパがいいので、まずは1本、お試しでヘアパフュームを買ってみるのがいいかもです。

 

 


 

 

いかがでしょうか「BYREDO(バレード)」。

人とはちょっと違った素敵な香りを求めている人、少しオリエンタルさのある香りが好きな人、ミステリアスな魔性の女になりたい人などに超オススメします。

あと、インド好きにも、もちろんおすすめです♡

 

後日他のラインにも手を出す予定なので、また詳細レポしようと思います。

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