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ちょいエロ漫画「復讐の未亡人」、スカッとしました。昼下がりのお茶うけのような一冊
ちょいエロ(?)漫画、「復讐の未亡人」を読みました。
清々しいほど何の教訓も残さない、ただただスカッとさせてくれる未亡人のエロ復讐劇が日曜の昼下がりにぴったりなのよ、奥さん。
やたら美しい絵(上手でキレイです)に、いい意味で安っぽい火サス感。
エロ描写は毎回差し込んでくるけど、断じてエロ漫画ではないストーリー。
ちょうどいいバランスで1巻完結で書き上げる潔さ。
黒沢Rせんせーの他の作品は読んだことないが、かなりの職人と見たwww好きだぜwww
1巻完結でサクっと読める♪ 変態未亡人が、ヤって、殺って、ヤリまくる!!
あらすじは、このようになっています。
↑簡単に言うとこれで済む。
つまり、復讐に燃える変態未亡人が、ヤッて、殺って、ヤリまくる。というものです。
これだけでもう、楽しい楽しい、楽しさしか詰まっていない娯楽作品という予想のつく内容ですね。
舞台となっている会社はスマホゲーム制作会社。
実際の一般的な会社に必ずあるような人間模様が描かれており、それぞれ「あ〜、いるいるこういう人」という感じのイラつく奴らが出てきます。
そしてこの漫画ではイラつく奴らは全員未亡人の手にかかり、何らかの制裁を受けますので、安心して楽しむことができます。
やはり火サスや水戸黄門的な魅力をもった作品ですな。
さて、ここまで読んで、お暇つぶしに読んでみよう♪と思った人は、レヴューを読むのはここらへんで切り上げて、まずはサク読みするのがいいでしょう。
(↓以下のサイトなどで数話分タダ読みできます)
https://comic.k-manga.jp/title/93031/pv
なぜならこの漫画は、わざわざ深読みしたり構えたり絶賛したりするものじゃなく、そこにあるから読んでみたというのにぴったり。
昼下がりのお茶うけのような存在だからです。
1巻完結なので、本当にちょっとした息抜きに読むのがオススメ。
さてそれとは別に、私の感想は以下に続きます。(ネタバレあり)
復讐もセックスも甘美である。そして甘いものは別腹!?
この未亡人、夫に操を立てるなどという甘いことは言わず、夫を死に追いやったヤツらとばんばんセックスしていきます。
従来の復讐劇だと、復讐している側もそれはそれで闇を抱えていて辛いのよ・・・本当はこんなことやりたくない・・・といった描写が見られがちですが、この未亡人は、それとこれとは別。と言わんばかりに肉欲をむさぼり食っております。
手加減なしの復讐劇+「甘いものは別腹」を楽しんでいる未亡人がいいわ〜。
本編自体はまったく深い話じゃないのに(だがそこがいい)、復讐も、憎しみも、セックスも甘美であるというところで結びついているのが面白いですね。
エロとストーリー性が五分五分です
エロ描写は多いけど、殿方の夜のおかずに出来るほどのエロではございません。ですんで、純粋なそっち目的での購入はオススメしません。
また、まんがサイトのレビューでは「もっとストーリー性を重視して、ご都合主義のエロ描写は省いたほうがいい」(キリッ)などと大真面目に言っている人も見られたが、正気か?
個人的には、深堀りしすぎない人間模様×随所に差し込むエロのバランスそしてコンパクトに終わらせる潔さにこそ、この作者の職人魂を感じました。
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ということで、このように、長く感想を書けば書くほど野暮な感じになる「復讐の未亡人」。
たまには週刊誌でも手に取る感覚で、軽〜く読むのもストレス解消にイイですよ!