文系オトナギーク女子

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「光の美術館/安藤忠雄」を見に清春芸術村へ。【ちょっとビミョーな観光地】

山梨にある「清春芸術村」に、日帰りドライブに行ってきたよ。

 

安藤ヅラ雄忠雄氏が設計した「光の美術館」もあるとのことで、んじゃ行ってみっか、と軽い気持ちで訪れてみたのだけれど・・・

結論から言って全体的にはまあわざわざ行かなくても、あ、いや、ひなびた良い場所ではあるが、時代の流れなのか建物や催しが全体的にさびれてる感は否めない施設となっていたwww

(とはいえ、限られたコストでなんとか頑張ろうとしている努力の跡は認める)

 

そんな彼らの営業努力の中でも、一番の投資であろう安藤忠雄建築の「光の美術館」を中心にレポしていきます。

 

安藤忠雄建築以外にも、有名建築家の作品がいっぱい。

 

東京から車で2時間ぶっとばし、清春芸術村に到着。

周囲には特になんもない、のどかなド田舎にございます。

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この看板の文字、そしてぐるぐるトグロを巻いている鉄柵からして「芸術といえば民芸運動!パリ!モンパルナス!ピカソシャガールだべ!!」的な時代感をびんびんに感じた。

 

だだっ広い広場を進むと、やたらモダンな小箱の建物が見えてくる。

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こちらが安藤忠雄センセ作「光りの美術館」で〜す。

こうやって見ると、なかなかフォトジェニックな風景ですね。

 

こちら、スペインの画家のアントニー・クラーベの作品を飾るために作られたギャラリー。

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中は撮影禁止だったのでポストカードでご紹介すると・・・

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外観はミニマルな四角い箱。

それをスパッとソリッドに切り取り、その切れ目から光が差して時間によって表情が変わるというギミック。

 

ちなみに外観は、裏側から見ると角からスパッといってます。(こちらもポストカード画像。もち桜は咲いてなかったw)

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低予算ながらも(多分)、いろいろな遊びの詰まった、カッコイイ建物でござんした。

 

え?中のアントニー・クラーベの作品はどうだったかって?

なんかピカソに似てた。パンチの弱いピカソって感じ。(←アート音痴)

 

建物内にはクラーベの他に、フランスの彫刻家セザールの小さな彫刻があった。

左腕のない小さな像なのだが、係員のおぢさんがアツく説明してくれた。

 

「この建物を貫いている切り口の対角線上に彫刻が設置されています。

この対角線状から見ると、まるで建物を切った(架空の)ナイフが、像の腕も切り落としたかのように見えます。

これももちろん安藤忠雄先生のアイディアで、この像を置くことを前提に設計されたのです!」

 

・・・見てない人は言っている意味もよくわからないと思うが、そんな説明を受けた。ありがとう、おぢさん。

うん、でも、デカイもの至上主義の私にとっては、ちょっとミニマムすぎる小ネタだな( ´_ゝ`)フーン

 

 

そんなこんなで「光の美術館」を後にし・・・

清春芸術村の施設内には、ほかにも有名建築家の建物があったよ。

 

ココのシンボルになっている、少々古めかしいパビリオン。

1900年代のパリのアトリエを模してるんだって。うーーーーん。なんと言っていいかわかりませんが、微妙に美しくない建物ですwww

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「空飛ぶ茶室」で有名な建築家・藤森照信氏の作品。

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そしてこの芸術村には、有名建築家・谷口吉生さんの建築がいっぱいあったよ。

教会だとか、

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美術館だとか。

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ただ、いずれも(建物も展示物も)いかんせん、古い感じがしちゃってる。

ま、こればっかりは時代もあるので、しょうがないんだけどさ。

 

ロダンとかアカデミックなものもあるので、学校の遠足だと思えば、楽しいものです笑。

 

 

施設内にはオーガニックレストラン(谷口吉生建築)もある♪

 

さて、構内にはなんとオーガニックレストランなどというシャレオツなものもあります。

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コチラの建物も、美術館と同じ谷口吉生さん。

ここは緑いっぱいでとてもいいロケーション!素敵です。

 

ただねー、要所要所に、微妙ポインツがあるのよね。

例えばこの食べ物の絵とか・・・

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中の壁に飾られたパレットのディスプレイとか・・・

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イヤ、悪いとはいわないけど、昭和だなってwww

 

たぶん、表の料理の画といい、パレットのディスプレイといい、「芸術といえば絵画!絵画といえば油絵だぜ!」といった気負いが、今っぽさをかき消しているのかとwww

思い切ってディスプレイなどの昭和な要素を取り去り、白いミニマルな空間にしてみたらいかがでしょう(←余計なお世話)。

 

気を取り直して。

食べ物は、野菜が新鮮でおいしかった。

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八ヶ岳湧き水育ちのマスと高原野菜のサンドウィッチ、ドリンク付きで1,000円。

 

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信州鶏モモ肉と地野菜のソテー、ドリンク付きで1,800円。

普通に美味しゅうございました。が・・・

 

なんか・・・「何とかかんとか、がんばってるなぁ〜・・・」って感じです。笑。

山梨って東京からの移住者を増やそうとしている県なので、その人たちをターゲットにしたアート施設やおしゃれなレストランやるべ!という気運が高まってるんだよね。

ただ、このレストランに関しては、もうちょいうまく出来るような気がしないでもないがwwwこの何となく惜しい感じ、わかってもらえるだろうかwww

 

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いかがでしょうか、週末山梨。

清春芸術村は、まあ安忠みとく?くらいの気持ちで。

あとは建築が好きな人、混んでいないところでのんびりしたい人が行くといいと思います。

 

アートの後は渓谷を散策したり、温泉入ったり、アウトレット行ったりも出来るので軽い気晴らしに。

 

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