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ディーーープな上海料理「上海小吃(シャンハイシャオツー)」に、ホンモノの上海人を連れてってみた。
本場上海の味と言われる歌舞伎町のディーーーープな中華料理屋「上海小吃(シャンハイシャオツー)」に、ホンモノの上海人を連れて行ってみました。
今回、上海料理ナビしてくれるのはこの人!
日本に住んで10年、味にはうるさいおぼっちゃま上海人(36)です。
ボンちゃん曰く、
「日本の中華料理は、全部日本人向けなってるヨ。本場の味、少ないネー」
とのことだったので、上海の路地裏なみに汚く場末感のある、この店ならどうだ!とぶつけたくなったんですよ。
本場上海人もドン引きするほど細い路地にあります
さて上海小吃(シャンハイシャオツー)ですが、ホストとヤクザのメッカ風林会館のすぐそばの、とても日本とは思えない風情の路地裏に入ります。
ていうかココ入れんの?というレベルの道。
あったあった、ここです。
外の路地にむき出しの流し台。
これには、日本に染まりきった上海人・ボンちゃんもドン引きwww
お店に入ると、名物店長の玲子さん(彼女も上海人です)がいらっしゃいます。
出典:上海小吃グルメレポート漫画より
日本人にとっては手荒いサーヴィスです。あまりの無礼さにびっくりしないように。
さて、この店に行くなら留意していて欲しいのが「ここは普通の日本ではない」ということ。(あ、もちろん日本語は通じるよ)
日本では当たり前の痒い所に手が届くサービスや、柔らかな物腰、笑顔、丁寧な接客など1ミリも求めてはいけない!
中国人どうしが怒鳴り合い(←彼らにとっては普通)をしている店だと覚悟して行きましょう。
普通の日本人感覚でいくと「失礼な店だなッ」とイラつくことがあるかもしれないが、大陸のぶっきらぼうなコミュニケーションが味わえる店と最初から思って行けば、なんのことはありません。
とにかくそれも含めて場末アジア感を楽しむべし。
店内もいい感じの場末感が漂う。
ここに中国4千年の怒号(?)が嘿!呀!哈!のように飛び交いますので、負けずとオーダーしましょう。
良くも悪くも、誰もお行儀など気にしてない店なので図々しく行きましょう。
日本かぶれしたボンちゃんも、この店ではすっかり上海人に戻って怒鳴り散らしていた(←オーダーしていた)Yo!
ボンちゃんオススメの上海のごく普通の家庭料理を中心にオーダー♪
さて今日はなんといってもホンモノの上海人が身内に居ますからね、オーダーはほとんど彼におまかせ。
特に上海らしい料理は、
香菜拌干絲(豆腐の細切り)。
上海っ子が大好きな冷菜。ごま油と塩で味付けされていてアッサリしていて美味しい。
黄ニラと玉子の炒め物。
黄色いニラは上海ではよく食べるけど、日本にはなかなか無いヨ〜とボンちゃん大喜び。
お麩と椎茸とタケノコの煮物。
ボンちゃんのママも得意な料理だそうです♪優しい味でホカホカで、かなり美味しかった。
ほかにも色々頼みました。
腸詰め。オツな味。
えび団子揚げ。女子が好きな味です
点心専門店じゃないが、ここの小籠包うまかった!破けてるけどwww
定番の空芯菜炒め。文句なし。
サンラータン
名物の揚げパン。
これホント美味しい。しかし、ボンちゃん的には「これは上海にはない」と言っておりました。お店のオリジナル??
食べ終わって:上海人ボンちゃんの感想
「この店は見た目はキタナイけど、味は美味しいネ。ちゃんと上海の料理だったヨ。でも中華料理屋だと、もっと安い店もアルヨ」
美味しさにはおおむね満足、上海料理としてもばっちり美味しかったようです。
しかし元から上海人の彼からすると、この庶民的な風情のわりにはやや値段帯が高く感じたみたい。まあ、中華料理屋は安っすい所いっぱいあるからね。。。
ただ、店内ではボンちゃんもすっかり上海人に戻って中国語で激しくオーダーしていたので、祖国の風を感じていただけたようだったw
我々としても、上海人が家庭で食べてるものばかりオーダーできて、とても楽しめました♡
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ちなみに、上海小吃からほど近い伊勢丹新宿では、誰が欲しいと言ったか知らないが「上海小吃コラボハンカチ」が売っていた。
写真:伊勢丹onlineストアより
中華料理柄www誰得www
そんなこんなでディーープ歌舞伎町の上海小吃(シャンハイシャオツー)、怖いものみたさで是非一度お試しあれ!
ロケーションと接客はビックリ、味はバッチリです。