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あと1日！トーハク興福寺展ヤバス
あと１日！トーハク「運慶展」。
（これを書いているのは2017年11月25日。運慶展は11月26日PM9:00まで）
遅ればせなら、私も昨日ついに行ってまいりました。
平日夜でも30分待ちの大行列！
私は当初、
どうせメッチャ混むんでしょ？
それに、慶派の主要な仏は現地まで出向いてほとんど見てるし、わざわざ行かなくても。
↑余裕と自慢
そんな思いから、行くのをずっとためらっていました。
だってゴチャゴチャの中で仏像見ても楽しくないんだもの。
ところが、トーハク運慶展。
そんな気持ちがフッ飛ぶ、けしからん内容の展示でした。
ちょっとやそっとの仏では驚かない
不感症のわたくしですが、
「お お お お お・・・！」
となる圧巻の内容。
興福寺のものがメインですが、
最初に円成寺の大日如来が鎮座していて
鮮烈なカウンターパンチ。
↑よく調べないで行ったの丸出し
普段、仏師のネームバリューは
気にも留めない私ですが、
こうやって見ると、
やはりこれまでも感動した仏像は
慶派のものは多いなと改めて実感しました。
運慶は漫画やアニメオタクに好かれます
これは私が勝手に思ってることですけどね。
運慶の仏像て、表情などはリアルなんだけれど、
かなり漫画的にデフォルメされてるんですよ。
闘ったら絶対に強い（感じの筋肉）。
↑東大寺南大門の金剛力士像 ※今回のトーハクには来てません。デカすぎます。
そして時に、慈しみ深いオッチャンキャラもいます。これは少年漫画やアニメの鉄則ですよね。
ポージングなども、
当時としてはかなり奇抜というか、
異形です。
漫画家で言ったら、荒木飛呂彦ぽいというか。
とにかく運慶の仏像は、
何かっちゅうと「闘い」が大好きな
男性諸君の心を鷲づかみにすること請け合いです。
（あと腐女子にも）
仏像は邪鬼をみてください
仏像好きが行き着くところは、
上の本体ではなく足元の邪鬼にあり。
なんとなくその法則を見出しています。（私が勝手にね）
みうらじゅんもそうだし、
私の周囲の仏像仲間も、みんな最終的には邪鬼にばかり注目するようになっています。
↑足元の邪鬼に注目
なぜなんだろう。
なぜかはわかりませんが、仏像唯一の「デレ」部分だからかな、としか説明ができません。
特に、「運慶展」の興福寺中金堂の
「四天王立像」の邪鬼たちは、
私が今まで見た邪鬼ズの中でも
三本指に入る圧巻の邪鬼っぷりでした。
この機会に注目してみてはいかがだろうか！
「運慶展」は名脇役がすごすぎる
さて今回のトーハク運慶展ですが、
如来や四天王などの「仏」の像以外のスター像が豪華すぎるのにも注目。
天燈鬼・竜燈鬼も！
まさかの金剛峯寺から、コンガラ童子とセイタカ童子も！
↑こう見えてかなりのスター子役
高山寺の黒ワンコも！
（資料なし。これが本当に愛らしい。運慶一のデレ像）
いずれも、脇役とはいえピンでギリギリ写真集出せるくらい人気の像ですからね・・・。
それを一堂に会させるとは、トーハク様の底力を感じた夜でした。
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ということでトーハク「運慶展」、
ちょっとでも仏像に興味ある人は見とけという内容でした。本気でオススメ。
あと一日ですけど。。。
（繰り返しになりますが、これを書いているのは2017年11月25日。運慶展は11月26日PM9:00まで！急げ！）
（おしまい）