文系オトナギーク女子

"人生ギーク"な大人の女性目線で綴る、日常に即効性のある 今日のお洒落からカルチャー、ゲス話までをお届けします。

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歌舞伎がおもしろいと思える年齢になりました

 

4年ぶりに歌舞伎を観劇してきました。

 

銀座の歌舞伎座で。

 

歌舞伎を見たのは学生の頃含めて4度目ですが、だんだん自分も歌舞伎が楽しめる年齢になってきたのだなと感じましたよ。

 

 

1度目2度目は完全に寝ていて(←修学旅行とかそんなん)、3度目は海老蔵だったので興味本位でそれなりに楽しかったけど、歌舞伎じたいを堪能というよりは海老蔵を堪能している感じでした。リオン容疑者とかも話題だったし・・・

 

 

でも今回は初めて、純粋に歌舞伎というエンタメ自体が面白かった。

 

よく、「歌舞伎は大衆娯楽だから分かりやすくて面白いですよ」という声も聞けば、「何が面白いのかわからん」という声も聞かれます。

 

どちらも正しいと思います。

 

TV越しに観る歌舞伎は、初心者が観るには正直まっっったく面白くないです。

 

地味で緩慢なシーンも正直多いし、その時その時のライブ感が非常に大事だし、もっと言うと「私は歌舞伎を見に来てる」という見る側の意気込みが大事なエンタメ。

たまにしか観ない歌舞伎なのだから、ちょっといい席で観ると何倍も臨場感が違います(と今回感じた。割といい席だった)。

 

 

今回お邪魔したのは「四月大歌舞伎」。

 

 

「傾城反魂香(けいせいはんごうこう)」←夫婦愛

「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」←不倫

「奴道成寺」←舞い

 

という3演目でしたが、どれも「分かりやすくて面白いな」と感じましたよ。はて、昔は「内容が頭に入ってこね〜」と思ったものですが。

 

私がいろいろな経験を積んで大人になったからでしょうかね。

 

 

 

歌舞伎を好きになるのは、演歌を好きになるのと似てる。

 

または、紅白歌合戦を楽しめるようになるのと似てる。

 

 

演歌も紅白も、若い頃はだいっきらいでした。

今は、どちらも穏やかに楽しめます。(老人か)

 

 

歌舞伎も、若い頃はピンと来なかった内容が、ストンと落ちるようになっていました。

 

 

結局、芸術鑑賞って、そこに自分を見ることだよなあ。

 

と、つくづく思った夜でした。

 

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ち・な・み・に・

 

今回いちばん萌えたのは、「桂川連理柵」で若い娘・お半を演じていた中村壱太郎タンでした!

 

↓女形の若手ホープ

 

正直、振り袖に下駄を鳴らして舞台に現れた瞬間、「うをーー若い娘はたまらんのう」と私の中のオヤジが目を覚ましただよ・・・。

 

振り袖ってのも、自分が着れない年齢になっちまった今となっては眩しかったです。

 

結論:今も昔も、若い娘にゃ価値がある(若さは偉大)

 

(おしまい)

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