結婚したくない。一人で生きたい byポリス子
2016/07/18
お願いだから一人で生きさせて。
孤独な友人・ポリス子の叫びである。
ポリス子は多感な10代を、ヤンチャな父親によりガチャガチャにされた過去によって(←すごく軽くまとめちゃってゴメン、ポリス子)30代半ばの今も結婚願望ゼロのオンナ。
そんな彼女は、普段はじっつにキレキレの才女なのだ。
頭脳明晰でありながら、人間関係の細部まで気遣える。複雑な状況を人間力と行動力で突破するチカラを持った逸材だ。
大手企業で働く彼女は、数少ない将来のオンナ部長候補であるほどだ。
しかし、自分が結婚や家庭を築くということになると、自分がシアワセな家庭を持つというものがまったく想像が付かないのだそう。(ということで現在彼女は仕事のオニです)
彼女も30過ぎ。
理屈では、当時の両親のオトナの事情は理解できるようになった。
とはいえどう足掻いても、
「父親を許すことは不可能」
何度か話す中で、それが心の深いところにあるようだと感じた。
物事を正しく理解して突破するチカラを持った子だから、私はつい
「アンタならもっとシアワセになれるで!!」
「優しいパートナーと心から寄り添う経験をしてほしい!アンタならできる!」
ってお節介を、何度か、言ってしまった。
今にして思えば、そんなんマジでとんだお節介だわ・・・。ほっといてよっての。
ついつい勝手に「ポリス子ならもっと幸せに」と、ヒトサマの生き様まで自分の尺度でより良くしようと説教しちゃう自分、まだまだだわ。
無粋を承知で勝手に分析すると、ポリス子にとって、とにかく父親を完全に許すこと自体が、想像つかないことなんじゃないかしら。
「憎んでてもいいや」「普通に仕事をして生きていければいいや」
家庭を作ることやパートナーと寄り添うことを「考えること」を放棄したとき、彼女は安定感を得ることができたのだ。
それを考えないで済む人生は、彼女にとってある意味とても楽なはずだ。
とこのように分析すると、彼女がラクに生きていけるならこのまま進んでもいいじゃんと、私が思えるようになりました。(基本私「がんばらない」が信条なのでw)
1に生きること。
2により良く生きること。
生き様なんて3の次だ!
そう書いてたのは卯月妙子だったかな。そういうことです。