オザケン生出演を見て思ったこと
昨日、テレビでたまたま小沢健二を見ました。
私は高校時代にオザケンが流行っていた世代なので、聴こえて来ると体が自然と「おっ」と反応してしまいます。
今聴くと、いい曲ばっかだよね! ←昔の曲がなんでも名曲に思える加齢現象
オザケンはおっさんになっていました。
やはり「王子様だったのに。。。」「ただのオッさんになってしまった」という反応も結構あるみたいですね。(正直、私もちょっと思いました)
確かに、可愛らしくて中性的なイメージの昔のオザケンに比べると「老けたなあ」という印象は否めません。
10数年ぶりのTVらしいので、当たり前といえば当たり前です。
てか、48歳男性、これが普通で、むしろ良い歳の取りかたをしているように思いました。
逆に、普段テレビで活躍している芸能人がどれだけ不自然に若いままかというのにも気付かされ。
TVはみんないつまで経っても変わらず見た目の若い人が多いから、自分もいつまでも若いような錯覚を覚えさせられます。←それ気のせい
なので今回の「タイムスリップ・オザケン」は、若くて可愛かったオザケンではなくなっていたことへの軽いショックとともに、別にいいじゃん(見た目)歳とったって。ていうかそのほうが男としてカッコイイんじゃね?とも思い直すキッカケになりました。
ーーーーーー
オザケンは揺るぎない自信があるから、ちゃんと老いることができるんでしょうね。
ずっとアメリカや南米で勉強?活動?していたようなので、グローバルな視野で物事をとらえているし、別に日本の芸能界では、どう思われてもいいと思ってるんじゃないでしょうか。
かと言って、「自分が好きにやれているのは周囲のおかげ」という謙虚さが伺えるコメントもしていて、好感が持てました。
ところで肝心の歌ですが、昔よりもヘタなのでひっくり返ってしまいましたよwww
でもね、オザケンってなんかもう、いつのまにか歌がウマいとかヘタとかそういう次元の存在じゃなくなってしまったんですね、周囲の扱いを見ると。
なんというか、歌手ではなくて「文化人」枠なのかなと。
なので、ヘタじゃねwwwと揚げ足とるほうが間違ってるんですね、すんません。
ちなみに楽曲も、大学教授がクダまいてるような感じの歌詞になってましたねwww
でもこれが、歳を重ねて、より自分というものを突き詰めたオザケンナウなんだなと、妙に納得させられました。
歳をとればとるほど教養は蓄えていきたいものだな〜、逆にそれがあれば、強迫観念のように若さに執着することから解放されるのかもしれないと、オザケンを見て思った今日でした。
(おしまい)