文系オトナギーク女子

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コラム・思うこと リアルなハナシと人間模様

褒められることの大切さと褒めることの難しさ──大人になると褒められる機会がなくなる

 

先日のブライダルフォト体験で思ったこと。

そういえば最近、他人から褒められることが長いことなかったということに気づいた。

 
若い頃ならいざ知らず、それなりに長く生きていると容姿のことで褒められる機会など、まあ無くなる。(あっても全く信用できない。何か売られる。)

 

 

どんな花嫁でも褒め上げますby ブライダル業界

 

その点ウェディングの世界は、どんなアレな花嫁でも、褒めて褒めて褒め上げる

褒め上げ詐欺か。

 

「お肌のコンディションいいですね!」

「お背中、きれいです!」

「こういうメイク似合う人ってなかなかいないですよ〜」

 

たとえ多少ぶーちゃんでも、トウが立っていようとも、あの手この手で褒めまくる。

 

武道の達人のように、一瞬の隙をついて「そこだァアアア」と褒め上げる。

 

見えすいたセールストークは普通は不愉快だけど、彼らのすごいところは本気で言っているような嫌味のなさを演出してくれるところ。

 

彼らは、1ミリも思ってもいないことは言わない。(多分)

ただ、少しでも思ったらそれを何倍にも膨らませているだけ。まるでスフレ。
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キャラによってはウザがられる「褒める技術」

 

一方、大人の「褒める」は難しく、日常生活では、褒めたことで逆に嫌われるタイプの人もいる。

 

会社でちょっとウザがられている女子(笑)がいるのだけれど、彼女はとても人を褒める。

 

「そのグリーンのシャツ、可愛いね〜」

「え〜、今日なんかすごく決まってるぅ〜」

「いいなあそういう髪型。私もやってみたいけど私は似合わなくて。」

 

 

・・・これだけ聞くと、これの何が悪いんだと思うでしょう。

日常でさりげなく褒めてくれるなんて最高じゃん、としか思わないよね。

 

 

でも実際に、なぜか「あいつめっちゃ褒めてきてキモい」と言われてしまっているのだ。

(こういう人、周りにいません?)

 

 

私なりに考えた答えとしては、彼女は「褒め上げてコミュニケーションをとる」形だけのスキルが張り付いてしまい、かえって空々しく聞こえてしまっているからだと思った。

 

アパレルの店員でもよくあるパティーンですね。

「ぁお似合ぃですぅ〜」と裏返った声で本音でもないのに言われてもアッタマきますからね。

 

いずれにせよ、褒めときゃいいってもんじゃない、ということ。

人を積極的に褒めようとするのはめちゃくちゃ良いことだけれど、空々しいお世辞になってはいけない!!

 

 

褒めてクレクレになってはいけないけど、時に褒められることは大切

 

いずれにせよ。

 

大人になればなるほど、人に、特に他人に褒められる機会はなくなる。

そして、他人にフッと褒められることは、脳や美の活性化に繋がる。

 

大人たるもの褒められチャンスは滅多にないのだから、もう、過度な期待はせずに、でもなるべく綺麗にしておくのが大切かと。

 

そして、綺麗にするモチベーションとなるパーティーやちょっとした集まりには、機会があれば積極的に参加した方がいい。

 

もっというと、パーティーなんてそんなに無いわけだから、普段会わない人に会う機会を意識的に設けるところから始めなければいけない・・・

(大人がルーティンをこなしていると、どうしても毎日単調になる)

 

だんだんハードルが低くなってきたが笑、BBAになっても積極的に自分なりの綺麗なカッコして外に出よう、ということでした。

 

(おしまい)

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