文系オトナギーク女子

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コラム・思うこと リアルなハナシと人間模様

「丁寧な田舎の暮らし」は幻想。東京で消耗する人は田舎でもする

アタシは、人口2万人弱のちっちゃな町で生まれ育った生粋のカッペです。

田舎暮らしっていいよねぇ♡という人や、まだ東京で消耗しているの?という都会人が居ると、無条件にアッタマくる。田舎ナメんな!

 

ということで今日は、生粋のカッペであるワタクシが考える、田舎の良いトコ悪いトコをピックアップしてみたよ!

田舎のいいとこ1:子どもが生みやすく、育てやすい

この1点がいちばんズバ抜けて田舎にいる姉や友達を見て、いいナ〜と思うところです。

待機児童などという言葉が飛び交うこともなく、親とそのまた親と、さらに曾祖父母・・・誰かしらがタダで子育てを助けてくれます

都会のネオンが恋しいアタシでも、やっぱり中坊時代の同級生たちはほぼ全員子どもがいて、当たり前のことのように「命のリレー」をしているわけ。

まだ子どものいない、そしてこのまま都会で働き続ければ高確率で子どものいない人生を歩むワタクシにとっては、まぶしく感じること多々あり。

 

ちなみに、これは完全に親視点の話ね。

子ども側からしたら、競争心と向上心の高い子にとっては田舎のほうが何をやるにも大変。ネットが発達してきたとはいえ、都会の子に比べると切磋琢磨する場所は少ないし刺激もないからね。

 

田舎のいいとこ2:食べ物の鮮度がいい

都会と比べてイイのは、あくまで「食べ物の鮮度」ですよ。

「食べ物が美味しい」というと、料理になったものも含まれるのでちょっと違う。

田舎の人は、東京に比べると総じて料理ヘタだよ笑。

たいがい、畑で取れたモンとかお隣さんからもらったモンにマヨネーズかけて生で食べたり、ゆがいて醤油かけるだけでおかずが完成。または、醤油と砂糖で甘辛く煮込むだけ。料理のウデがいっこうに上がらないwww

 

裏を返せば、素材が良ければそのままを頂くのがイチバン美味しいってこと。

山菜なんかは、ほとんどタダなのに本っ当に美味しい!あの野趣あふれる味は、都会では貴重なのよねぇ・・・(ほろり)

 

 

田舎のいいとこ3:何とか生きていける率が高い

家もあるし、車も贅沢いわなきゃ持てるし、娯楽も大して無い。

(↑ふつーに、おらこんな村いやだ〜♪みたいになってしまった)

40〜50代のオッサンが急に会社を辞めても、おせっかいな近所のツテなどで、贅沢言わなければ何かしらの仕事にありつけることが多い。

たとえそれで手取りが10万だったとしても、何とかやっていける田舎ライフ。

 

田舎のいいとこ4:飲食など、うまくやれば当たりやすい(?)

ご存知、田舎には気の利いた飲食店が多くありません。なぜかというと、人口が少なく、人が来ないからです。

かといって田舎の人々が、気の利いた飲食店を求めていないわけではない。

田舎者が渇望しているもの・・・それはシャレオツさです。一陣のアーバンな風です。

田舎に都会のセンスを持ち込みつつカッペニーズに応えた商売をやれば、都会で商売するより当たる確率は飛躍的に高い。都会はセンスフルな人が吐いて捨てるほどいるから、何やっても目立てないよね〜。

また、今は都会でも田舎の名産品ブームなので、田舎くささを売りにして、都会の人に売りつける商売するのも受けるでしょう。

 

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個人的にはもっともっと田舎の魅力は語れるが、感情論ぬきにイイと言えるのはこのへんかなと思う。

 

さて次は、いいところだけでなく、ワタクシが感じる田舎のキツいところも挙げてみるとしよう。

 

田舎のキツいとこ1:マジで人がひとりも歩いていない

これマジ。だれも外を歩かない。大人は全員、車で移動だからだ。

 

ということで、東京から帰った私などが道を歩いていると、大変に目立つ。

ちなみに健康のためにウォーキングを日課にすることは、実は田舎のほうが難しい。前述した通り、メチャメチャ目立つというのと、周囲になにもなさすぎて飽きる。

やっぱ都会だと小道に入ってみて新発見、とか普通にあるもんね。

田舎の道はすごいぞ〜、逃げ場がどこにもないから炎天下とかにちょっと歩いちゃったりしたら、帰りは地獄。陽を遮るものが1つも無かったりするので、マジで生命の危機を感じることもある。

 

田舎のキツいとこ2:自然が人に優しいなんて嘘っぱち

「自然に囲まれて、ていねいな暮らし」みたいなホッコリした雑誌特集のせいだろうか、自然が人に優しいイメージが刷り込まれている昨今。

しかし、実際の自然は、そこに暮らす人々にとって厳しい

アタシの田舎は雪国。冬の間中、腰のまがったお年寄りでも、雪と戦わなければならない。除雪など雪に関する労働は想像以上にハードだよ。

うちの母なんかは東京から田舎に嫁にいってウン十年だが、いまだに辛そうだ。

 

自然と共存するのは、綺麗ごとじゃないってこと。

 

田舎のキツいとこ3:しがらみ

都会の人がたまに田舎のジイさんバアさんに触れると、素朴でかわいらしいと思うかもしれない。

でも、実際のところ、田舎のジイさんバアさんというのは、おおらかで素朴と言うよりは、かなり無遠慮で、ずうずうしいことが多い。

都会の人に耐えられるかな?耐えられないだろうな〜笑。

 

お年寄りでなくても、合理的なビジネス脳の人が極端に少ない

都会では通じる合理的なハナシが一切通らなかったり、通すのに10年かかったりします。

 

また、地域で商売なんかを始めると、ソッコー「あそこの家は・・・」などとゼッタイに噂される。都会でも、普段関わる人のコミュニティは案外狭いものだけれど、田舎だと他に逃げ場がないという強迫観念にさらされます。

都会の人が人間関係に疲れて田舎に憧れるというのなら、それはマチガイです。
田舎のソレは、都会の100倍濃縮して還元してまた煮詰めたくらいの重みです。

 

田舎のキツいとこ4:仕事が選べない

大人にとってイチバンの難関がやっぱり仕事ですかね。

田舎は「選ばなければ」なにかしらの仕事に就けるんだけど、選ぼうとすると会社も職種も少ない

ネット社会の昨今、仕事が無ければ作ればいいという考えもあるけれど、現段階の田舎のリアルとしては、(新卒でもない限りは)興味があるわけでもない企業に知り合いづてでコネ入社する等。

その後は、都会でいう転職やキャリアアップなどは目指さず「(言い方悪いが)それなりに働く」ことが多い。

都会の人が憧れる自給自足生活も、田舎ではそれだけやって生きることを「豊かな暮らし」と考える人なんてまず、居ない。

 

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ということで、東京には何も無く、田舎暮らしがサイコーと言っている人のことは、絶対に信用しないでください。

そういうヤツは、ただのお客さまです。そんなんただの田舎の仮り暮らしじゃ!

 

田舎には田舎の、都会には都会の現実があるだけ。有り体にいうと合うか合わないかしかなく、例えて言うと新しく買ったシャンプーみたいなもの。

 

新しく試したシャンプーって、最初めっちゃ良い感じがする。わあ、このシャンプー使って髪が変わった!って。

しかし、1本使い切る頃になると、どんな良いシャンプーでもその効能に髪が慣れたのか、もう取り立てて素晴らしいとは思わなくなってる

それでも、「アタシにはコレが合ってるな」と思えば続けるし、「やっぱ前のに戻そう」と思えばもうやめる。そんな感覚に似ているかも。

 

 

田舎を最高とも最悪とも思わずに「うん、悪くないよね」と日々を過ごすようになったときに認めてやろう、貴様が真のカッペになったということを!

 

真のカッペより。

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