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8月6日だから、平和記念公園に行った時の感想〜世界のタンゲは凄かった〜
今日は8月6日だから、平和記念公園に行った時のことを。(といっても堅苦しい話じゃございません)
数年前、初めて広島を旅行しました。
しかし、私は原爆ドームや平和記念館などはイマイチ行きたくありませんでした。
子どもの頃に観たはだしのゲン、黒い雨などの作品のせいです。はっきり言ってトラウマ( ´_ゝ`)
しかし、広島に初めて来て、原爆ドームと平和記念公園をスルーはさすがに出来ない。
ちらと寄るだけ・・・と思って足を踏み入れた平和記念公園だったのですが、そこは自分のイメージしていた「ヒロシマ」と全然違った。
そこには、近代的な美しさがあったのです。
数学的な美しさをたたえた平和記念公園
TVでは式典の時の映像や、千羽鶴の像などのモニュメント映像がどうしてもメインになるので、「戦争の悲惨さを忘れぬよう」という重いメッセージとどうしてもセットでとらえてしまいます。
そういう重苦しいイメージを持って足を踏み入れたのですが・・・
普段の平和記念公園は、なんて言ったらいいのでしょう、
あれ、かっこいい (不謹慎?)
何というか、教訓とか人の世とかそういったものの前に、あの空間全体には数学的な美しさがあるんです。
「数字」「白」「フラット」、そんな言葉がふさわしい空間というか。
もっと(言い方は悪いが)偶像崇拝的な、念のこもっていそうな銅ゾーン(←銅像がいっぱいあるところbyみうらじゅん)のようなイメージでしたが、空間自体がモダン。そして引き算の美しさに溢れている。
まるでSFの中の宗教都市で祈りを捧げているかのような錯覚に見舞われました。
設計は世界のタンゲ
実は広島に行くまで知らなかったのですが(遅)、平和記念公園は、世界の丹下健三先生の都市設計ということでした。
は〜。
やっぱインテリってすげぃ。。。
↓丹下健三せんせい
丹下せんせ、なんかもう、総理大臣だったと言われても納得出来てしまうような風貌じゃないですか?笑
丹下健三氏はコルビジェに影響を受けているとのことで、平和記念資料館は特にわかりやすくカッコイイことになっています。
平和祈念資料館の巨大なピロティ
ちなみに、ビビリな私は平和記念資料館の展示があまり直視できませんでした。
さーーっと薄眼で通り抜けて行きましたよ( ´_ゝ`)
ごめんなさい( ´_ゝ`)
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そういうわけで広島・平和記念公園。
なんか戦争怖いし、暗い気持ちになるし、辛いし。と思っている人も是非、行ってみてください。美しい空間だから。
祈りを捧げて次世代に繋ぐ場所におどろおどろしさは要らない、という建築家のインテリジェンス、なのかなあ。わからんけど。
ちなみに広島観光は、この平和記念公園から厳島神社にもフェリーですぐ行ける!コンパクトな中に見所たくさんでした。
修学旅行でしか行ったことない人も、大人になってから行くとまた違う発見があること請け合い。
本当に見所の多いオススメスポットです。(あれ、最後は広島観光のススメになってる)
(おしまい)