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バルセロナにある猫の像!〜フェルナンド・ボテロ
去年、バルセロナへ行った際、たまたま遭遇して恋してしまった、猫の像がある。
この子です↓↓
どーん
正面。なに考えてるの?笑
後ろもカッコイイ。なんつーか筋肉質よ。
後ろ拡大。たいそう立派なキャン玉が・・・
このむっちり、というかみっちりとした猫ちゃんの体のフォルム、肉づきの美しさよ。ほんのり偉そうで、達観したようなお顔もカンペキ。
ボディにはピンクのスプレーで落書きがあったけれど、それがかえってこの猫をいっそう景観に溶け込ませているようでした。
後に調べたところ、この猫ちゃん像を作ったのは、南米コロンビア出身の画家・フェルナンド・ボテロ。
南米と聞いて妙に納得し、ますますこの猫が好きになりました。
コロンビア出身といえば、大作家ガルシア・マルケス。南米の作品には、なんというのでしょう、太陽の明るさとパワー、そして退廃的なムードの両方があるのがいいです。
ところでフェルナンド・ボテロの他の作品をご紹介しますと、完全にデブ専。
デブモナリザ↓
デブバレエダンサー↓
女性も鳥もデブ
トリさんもむっちーん
おデブイヌ!!!カワイイ!!
いや〜、清々しい一貫性。
特に下半身のドシーーーンとした安定感がたまりません。
さてボテロさん、1932年生まれの85歳でご存命です。
しばしば彼の作品は、評論家筋に「(ボテロが)“太った人々”を作るのは、事物や状況を風刺するため」と評されます。
それに対してボテロ本人は、
「芸術家は理由など知らずにある形にひきつけられる。理屈を付けて正当化するのは後からすることだ。」
と説明したことがあるそうです。
うん、やっぱ生粋のデブ専やね!
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とにかくボテロの作品は大きくてパワーがあってユーモアがあって最高。
バルセロナに行った際には、散歩がてら猫ちゃん像にぜひ会いに行ってみてほしい。トラベルアドバイザー情報はこちら。
現代美術館が近くにあるので、一緒に見て回るのがオススメです。
(おしまい)