文系オトナギーク女子

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沖縄でCoccoの「強く儚い者たち」を思う:あなたのお姫様がぁぁぁぁ〜

 

(前日は、沖縄旅の記事でした)

沖縄に行く私の頭の中に、フワッと流れた曲があった。

 

 

 

♪トビウオの〜 アーチを〜 くぐって〜

♪たからじま〜 に 着いた頃〜

 

by Cocco

 

 

実際は私の勘違いで、沖縄ではなくJALのハワイ島のキャンペーンCMだったようですね。

 

これな。懐かしい。↓

 

私が若い頃にTVCMでガンガンに流れていて、南国リゾートといえばこのイメージを刷り込まれました。

 

 

使われている曲はCoccoの「強く儚い者たち」。

 

CMのリゾートな映像とあいまって、Coccoの透明感のある声と南国を想起させる歌詞がステキよね。

 

北国育ちの私は、本当にこのキラキラとしたCMの雰囲気に憧れていたんです。トビウオのアーチを想像しながら。

 

 

 

でもこの曲、CMでは、

 

「トビウオのアーチをくぐって 宝島に着いた頃 あなたのお姫様は〜」

 

で切れてるけど、そのあと、

 

「あなたのお姫様は 誰かと 腰を振ってるわ〜♪」

 

 

(^ω^)・・・

 

(^ω^)腰を振ってる?

 

(^ω^)フラフープかな?

 

 

 

今味わってもお茶の間を凍らせる威力のある、なかなか衝撃的な歌詞よね。

 

あの頃、ただの美しい透き通った歌だと思って、ピュアに南国に想いを馳せていた自分は幼かったと思います。

 

 

 

でも自分も大人になり、Coccoが伝えたかったことが、今ならよく理解できるようになりました。

 

 

そりゃ、あなたのお姫様は、誰かと、腰振るわ( ´_ゝ`)

にんげんだもの( ´_ゝ`)

 

 

・・・ではなく。

 

 

 

人生は、何かを失い続けて、得続ける。その繰り返し。

 

そういった普遍的なテーマが、物語のように緩やかな中に上手く現れている曲だとしみじみ思いました。

 

これ書いた時はCoccoも若かったろうに・・・やはりアーティストって年齢に関係なく老成した部分があるよね。

 

 

ま、真実すぎて、そこまで言わないでぇぇぇと思わなくもないですが。真実イタタタタ

 

なんでこの娘(Cocco)って、この透明感の中にわざわざエグ味を出してくるんでしょうねえ。まあそういうタチなんでしょうねえ。

そしてそれが、人気の理由の1つなんでしょう。

 

 

とはいえ私にとってはやっぱり、美しいキラキラとした南国の曲でございます。

 

エグい歌詞の割には、それを感じさせない透明感が魅力やね。残酷な話だけどそれが世の常だし、不思議と悲劇的とは感じません。

 

 

 

これからも南国に行ったら、きっと「トビウオの〜」って思い出すんだろうな。(JALじゃなくてANA便だったけど・・・)

 

(おしまい)

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