文系オトナギーク女子

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日本人の魂を揺さぶる写真集『「うましうるわし奈良」の10年』

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(画像はワタクシ撮影によるもので、本の中からの抜粋ではございませぬ)

 

昨日丸善でたまたま見かけた書籍『「うましうるわし奈良」の10年』

 

もう20年以上「そうだ、京都行こう」で我々の旅情をわしづかみにしてきたJR東海の奈良シリーズが、写真集となったような内容のもの。

実際書籍になったもので見返して行くと、本当にこのJR東海のシリーズは、絵といいコピーといい、奈良の持つ美しさを余すところなく表現した素晴らしい企画と改めて思う。

まず“うましうるわし”とは、「美しい、素晴らしい」という意味なんだそうな。語呂といい見た目のインパクトといい、秀逸。

当時ワタクシの好きだったコピーは、

天平の炎、春を運ぶ。 (東大寺二月堂・お水取り)

私が、万葉人に、還る。 (興福寺)

 

仏像部門でグッときたのは、

父、康慶。慶派、その始まりの大仏師。(興福寺南円堂・不空羂索観音)

子、運慶。その頂きの天才仏師。(興福寺北円堂・弥勒如来)

南円堂・北円堂と、慶派の康慶・運慶とを対比させた演出が胸を熱くさせる。

 

あとね〜、

美しいひとが奈良にいる (中宮寺・菩薩半跏像)

ただひとりの天女。(秋篠寺・伎芸天)

このあたりは、ナイスコピー賞を授与します←なぜか上から。

一般的にも伝わりやすく、かつ、仏像マニア(ワタクシ)もニッコリ。

 

・・・等々、全編見て行くと気付くのだが、ワタクシ、かなりのロケ地に実際行っていることが判明した。

おおよそ28箇所程度あったとして、20箇所は行っているやないか! (゚Д゚;)どんだけ奈良好きなのよ。

 

でも、若い頃にそういったものに触れて回ったのは、本当に今、財産になっていると感じる。

 

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数年前に行った時の南円堂。キラッキラに撮れた。

 

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