またインドへ行きたい─バラナシのタペストリーを見て思う
2016/03/06
去年初めて行ったインドは、他のどの国とも決定的に違かった。
暑いし、汚いし、臭いし、あらゆる価値観がグッチャグチャに入り交じり、よく一つにまとまってるなと驚かされる国。
インドでは色々なことを考えさせられたが(私はね)、恐らくあるがままに居て「考えない」「ただ在る」のがインド式だ。
そこには野良びと、野良犬、野良牛、野良リス、野良猿、野良ブタ等々があるがままに居て、(私たちから見て)過酷な日々を送っているように見えた。
過酷なんだけどなんか・・・日本人と違って・・・
誰も将来の心配とか、していなさそう。
よく言われることに「インドで価値観や人生観が変わった」というのがある。
横尾忠則がインドへ行った時代ならいざ知らず、今そんなことを言うのは大げさだと思う。今は世界のどこへでもネットで行けるし、そこでかなりの価値観を垣間みることが可能だから。
だけどワタクシは面白いほど、「インド前」「インド後」で人生観が変わった。(インドが変えたというより、変わろうとしている私のスイッチがインドだったと思う)
もっと人生を思い切り楽しんでやり切ればいいじゃんと、本気で思い出した。
その通りだと常々思っていることでも、それは大抵自分の中で眠っているだけ。
そのコードは本気で実感することによって発動される。
・・・またいつその指令が弱まって、漫然とした毎日になってしまうかは分からないけど(基本ダラッと人間なので)、インドから戻って5ヶ月、今のところそのマインドは健在で生活できている。ありがとうインド。
上の画像はバラナシのお土産屋で買わされたシルクのタペストリー。
かわいいでしょ♪
記念にもなったし普通に可愛いからいいんだけど・・・フツーだったら買ってなかった代物笑。
恒例の、ガイドに連れてかれる「見るだけOKヨ」の店で、色々実演されて茶も出され、手ぶらで出るのに良心の呵責を感じて買ってしまうアレです。
ほんっと日本人てドコに行っても「外ヅラ」気にしてしまうのよね。
こんなワタクシでもインド行く前は、「ぜってぇヤツらにお人好し顔はしない」そう心に誓っていたのに。
骨の髄まで日本人な自分を自覚したのでした。
ちなみにプリ美大先生は、華麗に「いらないっ!!!!」と出来ていました。さすがっす。